年をとった。
なんかぐだぐだと年をとってしまった 二十一年前の今日も暑かったらしく ビールが呑みたくてたまらなかったとドランカーの母は言っておった うーむ… ビール党じゃない私も 今夜は家族とビールを呑みましたよ。 なんか ちょっとすげえよな時間って、と思った。 時間だけ過ぎて成長してないのは本当に申し訳ない限りで いい加減がんばらなきゃいけないんだよな、と たぶん去年思ったことをまた思った。 *** そいでもって、そんなわけもあって 教育で放送していた六月の「新口村」に またうるうる泣きそうになっていたというわけです。 あの「名乗って出よー!」「!」「今じゃない今じゃない…!!」ってところ 劇場で爆笑した覚えがあるんですがね。素敵だ歌舞伎… ビデオ入ってた日は客席がそんな雰囲気じゃなかったのかな? 仁左衛門さいこう……! ▲
by lowoolong
| 2005-07-31 22:00
| 日暮
月 7月30日・8月2日 歌舞伎 第1回
6日・9日 歌舞伎 第2回 13日・16日 歌舞伎 第3回 20日・23日 歌舞伎 第4回 27日・30日 歌舞伎 第5回 毎週 土曜日 昼 12:30 ~ 13:00 (再) 火曜日 朝 5:30 ~ 6:00 NHK教育テレビ ▲
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| 2005-07-31 04:59
| 歌舞伎
7月30日
姑獲鳥の夏 実相寺昭雄監督作品 時は昭和二十八年 二十ヶ月も身篭ったままの妊婦、消えた婿養子、行方不明の新生児 ある雑司ヶ谷の産院は不思議怪奇に満ちています。 「この世には、不思議なことなど何もないのだよ――関口くん」 言わずと知れた(たぶん)有名小説、京極夏彦『姑獲鳥の夏』の映画化。 やはり見に行かないわけにはいかんのです。ファンなので。 これもひとつの呪いでしょう 前評判が芳しくないので むしろ「どこがどれだけあれなのかしら」というノリで見に行ったのですが ……うーん…… 駄目だ…… 映画見てて、二時間という時間がこうも長い作品はそうざらにはないのじゃないか なんか凄く疲れた 長い小説をまとめたから長い、とかそういう話ではないのです。 問題はストーリーテリングの構成とテンポにあるのではなかろうかと。 そもそも原作『姑獲鳥の夏』を初めとする京極堂シリーズ、私は「妖怪現象についてのエンタメ小説の技法を用いた論文」なのじゃないかと思うのですが 堤真一演じるその理論論者・京極堂が必要以上にナルシスティックで、見ているわたしは置いてけ堀感はなはだしい!って感じだった。 この原作、中途半端に忠実になろうとしても無駄じゃねーかな……。 もっと江戸川亂歩作品のように「怪奇!美女!そして陰陽師の謎解き!!」ってノリでも面白かったんじゃないでしょーか、と。面白さのポイントは大分ずれてしまいそうですが。 あ!でも、この映画見てやっと「姑獲鳥が、うぶめになった」ということの意味が分かった。 こういう発見がメディアミックスの良いところだと思う (単純に、基本的な読解力がなかったってだけかな…エヘヘ…) キャスティングで一番意外だった木場(宮迫)が意外や一番良かったです。イメージと遠かったのが逆にすんなり受け入れられた、というか。かっこいいな、宮迫… 鈴木砂羽の猫目堂お潤とか、松尾スズキの内藤とかもよかった。 CMでも流れてる、いしだあゆみの「うぎゃあお!!!」ってのは鳥肌が立ちました。こえーこえー 京極夏彦が水木しげる先生の役をやってます。すげーうけました。う、うま…!?w 照明がやたらと独特だった。舞台的。 普通に鬱映画だったし長かったしなんだかとても疲れました やっぱり原作に固執してるのかなあ。あまりこだわってないつもりだったんだけど。 とりあえず前売り券は、使える劇場が限られすぎだと思うの(こんなもんか?) ![]() ▲
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| 2005-07-30 22:15
演劇界九月号に勘三郎の藤娘や研辰のカラー写真が出てて
わぁ珍しい&嬉しいなと思ったと同時きゅーんとしてしまった 沼津ーーーー 藤娘ーーーーっ 見たかったわ。 大阪千穐楽(昨日)おめでとうございました。 納涼歌舞伎って興行期間短いけど、番付に写真入るのかな? 同額ならば入ったものが欲しいですよ、やっぱり。 (七月は七日初日だったので、二十日に買ったら入ってなかった…) *** 今世界史近代史をやりなおしているのと、たぶん亡国のイージスを読んだために 東京に原子爆弾が云々な夢を見てしまった 近年稀に見る悪夢ですた。あーあーあー もう ヒトラーとか言う映画もちょっと気になるけど、シネマライズでしかやっとらんのかい。 うーん (ドイツ史は結構好きです) ▲
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| 2005-07-28 05:14
小学校とか今思うとどうしてあんなに読書感想文が嫌いだったんだろう
たぶん強制ってのがヤだったんだな。「戦争は、やっぱりいけないことだと思いました」みたいな。あたりまえだァばかー というわけでようやく夏休みです 遊んでばっかもいられないけど これはまあもう仕方がない 最後のテストで「巻物の特徴について」みたいのがあって 「古来から云々かんぬん~現在でも、家系図などに利用し得る」とか すげー余計なことを書いてしまった…見たこともないくせに どこの犬神家だね君の家は (三世代以上前は染物屋だか農家だかみたいな) あれ?犬神家は農家だっけ? もうどうでもいいや 減点だ減点 *** おっと 上記のようなタイトルな以上 昨日おとといあたりに読んだ本をおいとくことにしませう ![]() 亡国のイージス 講談社文庫 福井 晴敏 / 講談社 ISBN : 406273494X 弟が軍事おたくに片足を突っ込んでるので借りてみましたよ 「我らは亡国のイージス。偽りの平和に侵された民に真実を告げる者」 んが! かっこいいー!(って、この台詞に心酔するのはどうだろうか) 国防とはなにか、そもそも国とは何か、守るとは何か。 福井氏えれぇマニアックですね。軍事ものではこのくらい普通なのか?いやいや そんなオチかよと思わぬこともないけど、面白かった。 わたしは寺尾聡さんが大好きなので、映画もとても楽しみです。金かかってんな。 ![]() 近藤 史恵 / 角川書店 ISBN : 4048733362 「歌舞伎役者の娘・笙子は、過去、幼くして亡くなった兄の音也を自分が殺したのではないかという妄想におびえている」という 一言で言えば:なんだコレ 説得力求心力魅力に欠ける。うーん?好みじゃないってだけでもないと思うよ 必然性のない「歌舞伎」のキーワードを抜いたら中身もないです、みたいな。 ![]() 彩の舞人―新羅花郎伝承 石原 郁子 / 光風社出版 ISBN : 4415087221 若い歌舞伎役者とその付き人のお話 「花に舞う鬼」と似た傾向。しかしなんでこーいうのは殿方同士のいろいろばかりry 「新羅花郎」という架空の舞台作品がキーですが、 そんな条件がなきゃできない主役って… 神がかりすぎじゃね?? 出てくる登場人物がほぼみんなさっぱりしてて読んでいて気分がよかった。 (あれかなーやっぱ私「花に舞う鬼」好きだったのかなーとか考えてしまう。何故だ) *** やれやれ。いまは、合間に「姑獲鳥の夏」を再読しつつ赤江瀑を読んでいます 相変わらず偏っております ▲
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| 2005-07-28 01:05
| 日暮
地震・台風・テロ・訃報
最近順不同でこんな感じ。暗い夏じゃ 今日は朝から、杉浦日向子女史が亡くなったというニュースにびっくりした。 漫画は読んだことがないのですが 『一日江戸人』とかの 「江戸時代って面白いんだよー楽しいんだよー」みたいな 私のようなミーハーにも優しい可愛らしいノリが凄くいいなあとか思ってたのです なんだか残念。とても残念。 ▲
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| 2005-07-26 21:44
| ニュースとか
龍の目さんから芝居バトン(play baton)なるものを回していただきましたので、やって見ることにいたします。ありがとうございます!
わたしは自発的に芝居を見ようと思ったのが前年十一月からのことなので ミーハーかつ非常に偏ったものになると思いますよ… トンチンカンでも許してくださいませね 質問1:今まで行った芝居の本数。もしくは去年行った芝居の本数。 このブログに記載の本数プラスαを数えましょう。 今年十七本、昨年(十一・十二月)六本… (映像作品・複数鑑賞除く) おわー 昨年十月までほとんど無関心だった身としてはこっそり脅威。 しかも九割がた歌舞伎だわ チケットの取り方も劇場への行きかたもさっぱりわからなかったのに すっかりにわか歌舞キチですよ。まったく、どう転ぶか分かりませんねえ (このためにブログを見直してみたらこの半年の自分の変化に笑えましたw) 質問2:次に観に行く芝居。 手にあるチケットで一番早いのは納涼歌舞伎第二部。 伊勢音頭恋寝刃は人がバッサバサ斬られるお話らしいので、『盟三五大切』なんかがもう大好きだったわたしは、そんなところもとても楽しみなのであります。 あ、でもその前に知人のお芝居を見に行くかも 質問3:一番最近観た芝居。 七月二十日の「NINAGAWA十二夜」 菊之助がとてもキュートで、キラキラしててまぶしかった。かわゆー♥ 新作ではございますが、思いのほかの違和感のなさ。 そのぶん、世界の蜷川ー!!って感じでもなかったかな? 場面転換の多さやなんか、もっとテンポアップされればレパートリーになるのかも 装置や照明が今回のような「昼夜その演目だけ」という上演形態でなければ不可能だということなので、そういう面では難しいのかしら いちばん最初の夢のような幕開きが忘れられません。これから見る方は遅刻しちゃ駄目ですよ 質問4:よく行く、または特別な思い入れのある5劇団、もしくは5人の芝居人。 ・十八代中村勘三郎 「歌舞伎はいま、燃えているよ」by篠山紀信 私が演劇にはまるきっかけです。見ている私ももえもえです。 ・初代板東弥十郎 舞台見てて楽しいのは普段ありえないようなときめきなどもあると思うのですが と、と、ときめきましたとも…… ・九代中村福助 セクシーなのキュートなのどっちがry(古いなァ) こういう人が立ち役をやるとまた凄いですね。法界坊の松若が楽しみです ・野田秀樹 素晴らしいすっとんきょうぶり(大奥さま@走れメルス) ・レ・ミゼラブル すでに芝居人とか劇団じゃないし 何年も前に見たのが未だに忘れられないのです。 あのミュージカルはとんでもない。 選ぶのって難しいですねえ… 偏りすぎだわしかし もしかして、鶴屋南北とかでも良かったんでしょうか。 だめか。 質問5:バトンを渡す何人か。 うーん どなたか「やってやらぁ!」って方はいらっしゃいますでしょうか? ぜひぜひ! 番外編:なんだか気になる五演目 私も勝手に作ってしまいましたよー番外編(笑) ナマでも映像でもまだみてないやつ、ということで。 ◇東海道四谷怪談 「瀬をはやみ、岩に堰かるる滝川の――思う男はおまへならでは」 髪梳きも、穏亡掘りももちろんですが、 中でも一番見たいのは 綺麗なお岩の幽霊とカッコいい伊右衛門がラブラブな(?)「夢の場」なのです。 通し上演しないかなー ◇妹背山女庭訓 悪い蘇我入鹿を倒すには 「爪黒の鹿の血」と「嫉妬に狂った女の血」がいるんですって(ドラクエみたい) 意地悪な官女に苛められても健気に追いかけて来たのに恋人はとられちゃうし! しかもあたし殺されちゃうし!なお三輪ちゃんが可哀相。 ひでー話だ 「山の段」は歌舞伎版ロミオスジュリエッタとか言われているようで。 ◇怪談牡丹燈籠 お露は浪人新三郎に恋し焦がれて焦がれ死に 牡丹燈籠かかげた乳母と夜毎男を訪ねます ……でもほんとに恐いのは幽霊じゃないんだ、ってのが良い。円朝ステキっ ◇鳴神 やり手のお姫さまの色仕掛けでコロッといっちゃう上人様のお話 清廉潔白もほどほどにしたが良いってことですかねえ ◇加賀見山旧錦絵 めくるめくザ・大奥★ このあと「鏡山再岩藤」につながるそうです。 仇討ちに怪談がくっついてくるなんて、女の仇討ちは怖いなァー *** ……難しかった……!! 選ぶのって頭を使いますねー。。 いままでの短い観劇暦を振り返るよいきっかけになりました ▲
by lowoolong
| 2005-07-26 01:19
| 演劇
この胸いっぱいの愛を
あららららっ てんてんこまってて知りませんでしたが 勘三郎が出るんじゃない!!! 宮藤官九郎も出るんじゃない!! ダンカンも出るんじゃない! わかりやすくキャストに踊らされています、が これは見に行かねばなるまいね… だって勘三郎が花を愛する男で、クドカンが影が薄くて覚えてもらえない男ですよ ってどういう理由なんだろう 監督は黄泉がえりのひとのようで。 あの映画見てないけど評判いいっすね。 十月公開だそうです 「姑獲鳥の夏」「亡国のイージス」につづき 今年見に行かねばならない映画リストが一項目増えました。 すくねえー ▲
by lowoolong
| 2005-07-21 07:22
| 演劇
七月二十日(夜の部)
七月大歌舞伎@歌舞伎座 午前中に課題をあげて、仮眠を取ったら遅刻するところでした。開幕三分前だったよ… 時は金なり、間に合ってよかった…!最初をみるか見ないかで、結構違ってくるんじゃないかと思いますよ、でも情熱大陸とかでもう見ちゃってなんか悔しかったわぁ。いいけど。 《あらすじ》 あ、そうだ。とりかえばや物語、漫画で言うなら「ざ・ちぇんじ」だ!いろいろ違うけどねー こういうの、東西古今問わず人気あるよね ・蜷川っぽいけど歌舞伎だった シェイクスピアは歌舞伎に合うかも ・単純ながら亀治郎にはまった。いいなー麻阿!! こういう女中さん大好きです (トービーとかアンドリューとかって原作ねたかな w) ・二幕目のテンポがいい ・菊之助…!切なくってかわいいなぁ… はや代わりというか、最後のあれはどなた?とか思った。吹きかえって凄いわ ・菊五郎ステキっ 左団次大好きっ 団蔵さま好きっ、えーと松緑はいいのかあれで ・鏡というのは双子の、「顔はひとつ声はひとつされど身体は二つ」とかを意識しているのだろうか。綺麗だった ・回り盆は回りすぎだ。ありがたみ(?)がないよ… ・ラストが馬鹿馬鹿しくてステキ(大篠さんは物分りがいいというか何というか 笑) &道化の捨助が旅立って終わり、というのがすごく好き 面白かったけど長かったなぁー 二幕ぐらいにまとめられなかったのかしら。無理かなー? とにかくこれを見るなら遅刻してはいけない。音楽の魔力というのはあるのだ。 菊之助が良かったなあ。原作ナナメ読みしていて、ヴィオラはもっと喜劇っぽくて、ちょっと小ずるいような女の子だと思ってたけども、健気でとても可愛かった。そして切ない。 翻訳劇は言葉が一番の問題だと思うけれど、シェイクスピアもそういえば古典なので、歌舞伎演出となっても違和感がないのかもしれませんねぇ。 さて 十一月の児来也を見に行こうと心に決めた次第であります。菊之助と亀治郎が見たい。。 *** 八月は納涼歌舞伎、一般発売日のチケットのなさにびっくりした。歌舞伎会一般会員でもあまりいい席は取れなかったけど。 一部が人気のようですねー。楽しみ。 ▲
by lowoolong
| 2005-07-20 21:22
| 歌舞伎
例えるならばのんびりした町の光景を描いた長文訳 (はんぐる)
初っ端の“町外れ”を“機動隊の”とまちがえた 辞書を引いてこの破壊力 プラス焦りによる見当違いの推理力(not語学力)も多分に加味され 隣国の片田舎でとなり町戦争が始まってしまいました。もうしらねー ああ 歌舞伎の ちぃちぃ・どんたか・すったっぽ みたいなテンポが異常に恋しい。 いかんなあ、こんなに中毒性があるとは思わなかったよ♥ (現実逃避) ▲
by lowoolong
| 2005-07-12 14:47
| 日暮
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