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第十八代目中村勘三郎襲名披露お練り

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勘三郎襲名披露浅草寺お練り歩き。
いってきてしまいました
やばいわあ
本当に中村屋が好きになってしまった




朝の10時雷門発ということで
9時ごろ友人と雷門で落ち合ったのですがね。
そこだけで「ウワー混んでんねぇ」とかいってたけど、
浅草寺って長いんですよね。門から本堂までがさ。

甘かったわいねぇ。
会いに北やら南やらってなもんで、すげぇ人出でした。
ちびなわたくし、どれほど「プラス10cmの視界」を熱望したことやら。

雷門の左手には雷おこし屋の本店(?)があるんですが、そこの二階に勘九郎さんの姿が垣間見えた瞬間からもーテンションがやばかった。
お練り歩きは、雷門から出発し、あやめ連というお囃子社中の山車を先頭に仲見世を一時間ほどかけて本堂へと歩きます。
要所要所に撮影ポイント?(笑)があって、そこで各社マスコミ、だけでなくファンがびしばしフラッシュをたくわけです。
結局わたしは、雷門のところと中間地点と本堂階段で挨拶を述べるところ、の三箇所で勘九郎一家にドキめいていました。

中村屋がすっごい近くにいらっさったときには、
「きゃーかんたろさんだわあ!」とか
「わーしちのすけがこっちむいたわあ!」とか
「かんくろうさんすてきだわあ!」とか
もうほんとドキドキしました。思考回路がひらがなです。
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(ぼ、ぼかしにぼかしましたが権利に引っかかりますかね…?)


それにしても凄い人出で、くぬやろくぬやろと思ってたんですがね、
勘九郎が本堂の階段で、
“こんなにたくさんの方々に応援していただいて果報者です、この日のことは一生忘れません”とかいった瞬間、ちょっと泣きそうになってしまいました。
だってあんな神妙な声で言うのですもの やばいよ…
目覚ましで聞くようなみごとな「中村ヤァ!」が、もう大盤振る舞いのようにかかってました。
「十八代目!」や、「日本一!」も。

その後、本堂で祈願ののち、五重塔の特設ステージ(←ちょっと笑える不釣合い)で奉納舞の三番叟を勘九郎・勘太郎・七之助が踊る。
地唄が「鼓の家」に出てた田中傳左衛門さんでした。
ここでも身長低いのに煩わされまくりでしたが、いやあー すてきでした
千歳(?)・勘太郎/翁・勘九郎/三番叟・七之助
七之助がバンッと板を踏みしめたとき、友人と示し合わせたように「すごいねええ」と言ってしまいました。
本堂での挨拶から一時間くらい待ってたんですが、待っててよかったー!
とくに、生で勘太郎さんの踊りを見たのは初めてなわけで、それがこんな三人そろってのめでたくかつ記念的なもんなんでもう、もう。
そうか、三人で踊るのを見たのも初めてなのか。
中村家はなんか、踊るにしてもなんにしても、三人で凄くバランスがいいなあ。
1:2って安定した形ではないですか(もう何を言ってるのか自分でもわかりません)

ああー、もう行って本当によかった!!
思ってたよりずっと勘九郎さんが厳粛だったのが印象的でございますよ。
なによなによもうかっこいいじゃない!

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その後、演舞場で歌舞伎みにいったついで、歌舞伎座前の小間物屋「大野屋」で買ってしまいました、中村屋てぬぐい。→



いやほんと友人にはこんなネジの外れたテンションにつきあってくれて(しかも一緒にさわいでもらえて)良かったなあと思いました。ジャイアンの「Oh心の友よー」はこういうシーンで挿入されるべきですね。

帰って来たらスマステに勘九郎さんが出演してました。中村勘三郎家、中村座の歴史などなどの特集で、舞い上がっている私にはもうとってもおいしい番組でございました。いけず。
先代勘三郎とちっちゃい勘太郎・七之助が一緒にいる映像もあったりして、こういう感動はもう“ある家族史の共有”でもあるなと。一層ファンの思い入れも深くなる、ってなもんですねぇ
by lowoolong | 2005-01-23 00:27 | 歌舞伎
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