<   2005年 07月 ( 16 )   > この月の画像一覧

むむ

蜷川が菊五郎劇団で、野田が中村屋なのはなんとなく理解できる。菊五郎劇団は美しく伝統的で層も厚く、蜷川演出にふさわしい正当な色気がある。よく知らないけど、ま、統一された美しさは感じるのだ。蜷川は幻想的でありシリアス。
野田は圧倒的な「言葉遊び」と「身体性」をしてある意味観客を煙に巻く面があるので、少なくても各人異様に個性的で、過剰を恐れない中村座の泥まみれな奮闘ぶりはよく合うんだろう。感情の土着なエネルギーが野田だ。
蜷川が中村座を演出するのはきっと生涯ないだろうし、野田が菊五郎劇団をどうかするというのも多分ない。それでいいと思う。

野田歌舞伎は肯定なのですが
あれは歌舞伎演出でなければ出来ん……うまいことやった
あれも歌舞伎だ 歌舞伎が歌舞伎っつってんだから歌舞伎なんでしょう
ただラストがやっぱり野田風味

ちゅーか
三谷はどーっも歌舞伎にむくとは思えないんだけどな
落語っぽいストーリーとかならいいんだろうけど
彼の作風は閉じたところでふつうの人間がコチャコチャする、みたいな感じなんで
「閉じている」がポイントです「閉じている」が
野田秀樹は発散させまくりだからさ 蜷川は(美の)力押しだし
まあでもストーリーはいいものが出来るでしょう 
歌舞伎演出を使ってまで わざわざそれをやらねばならないかはおいといて
ん でも「バッドニュース☆グッドタイミング」とかのストーリーは歌舞伎向きだな……
ちょっと見てみたいぞ (あれ?)
だがなんどもいうが なぜそれを歌舞伎演出でやらねばならないか、だ。

くどかんは…わかんねーなー
クドカンの舞台みたことないし
映像作品はどうともなるしねぇ
ただ非常に現代性を要する作風だと思うし とっちらかってるし 雑然としてるし
どうもわかんねーなー 立派じゃないんだよな面白いけど
歌舞伎にむいているとはあまり思わないなあ
[PR]
by lowoolong | 2005-07-11 13:56

はーい

一年間で二回くらい物凄く自分が嫌になる季節がやってまいりました。
もういい加減 ハングルは いいよ… キムチとか何とか三年間もやってられないわ

いろいろ終わったらその日が『十二夜』観劇なので、それまで頑張ることにいたします。
わたしは沙翁が苦手なのかどうなのか
「ハムレット」の戯曲の一行一句にムカムカイライラしてどうしようもなかったんですが
(なんか古風で堂々巡りで悲壮ぶってて鬱陶しいうえどーでもいいよ みたいな)
さて「十二夜」はどうなんだろう。

蜷川氏、テレビで「歌舞伎役者は文学を身体で埋める」と言っていたのが
なんだか凄く納得できる表現で
やっぱすげーな、と思った次第であります。楽しみ。
にしても、歌舞伎で(しかも歌舞伎座で)蜷川でシェイクスピアなんてもの凄い企画だと思うんだけど、その割にプッシュが少ない気がするのは気のせいだろうか。



***
沙翁→沙吉比亜 より
すごい当て字
[PR]
by lowoolong | 2005-07-10 22:24 | 日暮

ホワイトバンド運動


ヒイ!
↑楳図かずお風に
ホワイトバンド運動のHP、
中村屋のおじさんがちょっと珍しいタイプのカッコよさでした。
ドゥワー ツボ! 肝心のバンドは目だってないけど

あー なんだな
どうにも思う壺な気がして仕方ないのだが いかがかなうん
まあ、それでもいいよね。


七夕なのに雨なので
ちょっと不穏な牡丹燈籠。(※イメージであります)
幽霊なのにカランコロンと下駄の音、というのはなんだか反則的ですてき。
c0022251_3124090.jpg
怪談牡丹燈籠
お露は浪人新三郎に恋し焦がれて焦がれ死に
牡丹燈籠掲げた乳母と夜毎男を訪ねます


***
はじめて携帯に 留守電 とゆうものが入っており
「今日一日待ってます」という
知らない女性からの伝言でした
間違い電話だろうけど ちとコワイ…
[PR]
by lowoolong | 2005-07-07 17:36 | 日暮

卒論のアンケートに協力したら、自分のネガティブ思考とインドア気質にびっくりした。と、なんだか南の島みたいな字面の並び。根暗と内向には釣り合わない。要するにコミュニケーション不全である。あーあ
[PR]
by lowoolong | 2005-07-06 22:03

歌舞伎を舞台にした小説 諸々

こんなものばっかり読んでます

仲蔵狂乱
松井 今朝子 / 講談社 ISBN : 4062090740
初代中村仲蔵、家柄と声に恵まれないながら、努力と芸、また『仮名手本忠臣蔵』の五段目、斧定九郎の扮装を改めたことによって比類ない出世を遂げた役者を描いた小説。

仲蔵さん、か、かっこよ!!
当時の江戸三座ってこんななのかな。江戸歌舞伎狂言の二流派とも言える金井三笑、桜田治助や、おそらく鼻高幸四郎なる五代目幸四郎やら初代中村伝九郎などもでてきます。面白かった。

花に舞う鬼
東 芙美子 / 文芸春秋 ISBN : 4163238301
あらすじを書こうと思うと思わず笑っちまうんですが
見目麗しい天才舞踊家の兄と、これまた美麗な歌舞伎役者の弟と、またぞろ美しい二人の歌舞伎役者が表キラキラ裏ドロドロな歌舞伎の世界で愛憎渦巻く云々かんぬん 
その兄弟やら皆川翔十郎という立ち役者やらを適当にあてはめて読みはじめたら、それが物凄い失敗だったことに途中で気づいた。昼ドラかよ!
ちくしょーなんだこの敗北感(まあこれは私の勝手だけど)
文章が耽美過ぎて、内容もさらにお耽美で、面白かったけど、…ううん。 濃ゆい少女漫画のようなイメージ。きれいきれいばかりでは、美というものは映えません。


カブキの日
小林 恭二 / 新潮社 ISBN : 4101478120
なるほど、歌舞伎でなく「カブキ」なのかーと。
初っ端から、多分現代が舞台なのに歌舞伎茶屋があったり若衆がいたりパラレル観あふれてましたが、中盤の「三階の冒険」なんて、どんなアラビアンナイトだよ…と思った。予想外のものを読んだ。うーん。表紙と中身が合っていない。
カブキとはなにか、ということについては膝を打つものもある。でもやっぱりなんだこりゃ、という印象。三島由紀夫賞って、変わった作品に与えられるものなんだな。

きのね〈下〉
宮尾 登美子 / 新潮社
歌舞伎にはまりたての頃に読んだ、十一世團十郎とその婦人をモデルにした小説。
有名な作品ですが、なるほどじつに面白かった! この役者は誰々のことだろうなとか推測して読むのが楽しい。山村ひょうたん、、(笑)
ラスト、泣けます。

三世沢村田之助―小よし聞書
南条 範夫 / 文芸春秋 ISBN : 4163109404
幕末の名優、三世田之助は「田之太夫」ともよばれ、名のついた「田之助紅」は飛ぶように売れ「田之助髷」の娘がたくさんという人気っぷりだったようで。その人気のさなか、壊疽で手足を失いそれでも舞台に立ち、狂死という最期を遂げる壮絶な役者。
その田之助のもとで長年使えていたという女中・小よしの語る田之助の物語。読みやすい・面白い。
って、これはどこまで本当なんだろう。もうひとつ、田之助についての小説↓

花闇
皆川 博子 / 集英社
これは本当に面白かった。好み。表紙絵が岡田嘉夫なのもまたいいかんじ。
こちらは田之助の元についていた「みすじ」という役者を通して田之助を描いたもの。田之助…やな奴~!でも素敵!みたいな。
皆川博子の作品には、ねっとりした色気や闇を感じますが、田之助の美醜が匂ってくるかのようだった。酔いそうだ。


+++
地域図書館がこんなに素晴らしい施設だと思えるのは久々であります
[PR]
by lowoolong | 2005-07-04 06:56 | 歌舞伎

歌舞伎は、大丈夫です。

歌舞伎モバイル、「今週のコラム」は先週に引き続き中村又五郎さんでした。
……!
ちょっと泣きそうになってしまった
わたしは又五郎丈の歌舞伎は十二月の桃太郎しか見てませんが
あのときのひときわ大きな「播磨屋!」「播磨屋!」という大向こうは震えました。
↑のような俄ものが言うのもアレですが
戦争という歌舞伎にとっても凄い至難であった時代をくぐってきた人のことばは重みが違う。。今回のコラムはいつもより一層、感慨深いものがありました。うむむ

七月のチケットをようやく買った直後に歌舞伎会のカードが届いた
タイミング悪い…が、まあいいか。これからもたくさん見ますぞよ。
そういえば映画「真夜中の弥次さん喜多さん」のDVDの予約が始まりました。早ー
こちらもタイミングの悪いことにタワレコで予約してからツタヤの方が千円も安いことに気づく。オンラインショッピングの悪いところは「待て待て待て~」という抑制が効きにくいところにあるな。便利なのはいいんだけど

+++
つーか
よく考えたら十月発売のを今申し込まなくったっていいよね……
なんでしょう、演劇のチケットとかを買うようになってから未来に対する経済観念がペラペラになってきている気がする。どうでもいいっちゃどうでもいいけど
[PR]
by lowoolong | 2005-07-01 03:42 | 歌舞伎