カテゴリ:みものききもの( 33 )

真夜中の弥次さん喜多さん

真夜中の弥次さん喜多さん@渋谷シネマライズ

うわ!たのしかった~!
正直、楽しみにし過ぎてたのでがっかりしたらどうしようと妙に警戒していましたが、もー面白かった~!良かった!

弥次さんと喜多さんはホモのカップル、喜多さんのヤク中が治るように一路☆お伊勢へ!って話ですが
弥次さんと喜多さん、ホモとかそういう違和感抜きに恋人同士に見える…これが愛か。すげぇ…。掛け合いの間というか雰囲気が、とても自然でとてもイイ感じ。主演がいい映画は良い映画です、たぶん。
長瀬が暑苦しいウザイ野郎で素敵でした。しかし個人的にマジびっくりしたのが七之助、ヤク中の演技が面白うますぎて怖いくらいです。ていうかもう喜多さんじゃん。すごいなぁ…開眼しました。うん、とにかく良かった。
ギャル喜多さんが超可愛かったです。なんだありゃ!

脇もイイです。特に板尾が最高でした(哀れ…!)妻夫木の使い方にやられました。そうきたか。えーと、勘九郎は何をしに出てきたのだ(笑)
荒川良々はあの使われ方はおいしすぎると思います。良すぎる。
なんかもうバカ!バカ!バ~カ!な映画を想像してたら、ゴツンとシリアスなところはあるしちょっとゾッとするし世界の中心で愛を叫んでる気もするし夢と死と現実と生は綯い交ぜだし、でもやっぱり笑えるしだわでお得感てんこもり(キャーすてき)でした。

宮藤官九郎やしりあがり寿って、心の芯の優しい人なのだろうなあ。
ホントはいろいろアレなんだけどしょうがないじゃん、生きてるなんてしょうがないことじゃん、いいじゃんパッパラパーでもさ、みたいな感じでとても好きです。


+++
追記
どうやら私はゴージャス松野と板尾を混同していたもよう
ごめんよぉ板尾。 離婚もしてないしAVにもでてなかったのね…
この映画は長瀬or七之助orくどかんorしりあがりandその他のファン(板尾ファンとか?)なら楽しめるんじゃないかなーと思いますよ。
おすぎさんは全否定してたみたいですがね。
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by lowoolong | 2005-04-03 23:35 | みものききもの

カラッカラのペランペランだ 

ジャガーさんもすきなんですが今回はこちら。

小説 真夜中の弥次さん喜多さん
しりあがり 寿 / 河出書房新社

ペラペラの江戸に嫌気のさした弥次さんと喜多さんは、「リアル」をもとめてお伊勢参りの旅へ出た。
ちきしょーめ、感動するつもりでこの本買ったわけじゃないのに
ノベライズ本っつうのは、原作(漫画・映画・ドラマ・等々)の雰囲気を半分でも味わえればそれで御の字なんだと思ってましたが、きっちり面白かった。
原作漫画はかなり前に立ち読みしたけど、立ち読みゆえにさっぱりちんぷんかんぷんだったのですが、雰囲気は等しいのにまるで全然別の作品を読んでいるかのよう。

とくに『水の宿』の編がいい。
触れるとどーしようもない罪悪感に襲われる「うしろめたい水」に溺れながら、痛みの中に命を探して互いを傷つけあう、ってえ所が痺れます。甘くて怠惰でグロテスク、ポップでシュール、暗くて痛くてカッコいい。脈絡がないのにその違和感がないあたり、夜見る夢の如しであります。(しかしどうにも「すき!」というのがはばかられる作品な気がする。アングラ傾向なのかしらん)
映画はどうなるんでしょーかね。キャスティング面白くて、しかもハマリっぽくてたのしみです。
(かんくろうが、とにかく、相当バカな格好です…この素敵おやじが)


映画化にあわせて、
「合本 真夜中の弥次さん喜多さん」
「弥次喜多 in DEEP 廉価版」
も出るらしいです。というか合本は17日発売なのになんで売ってねえのだ。
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by lowoolong | 2005-03-21 00:38 | みものききもの

何度目だ京都

でもいいのです楽しいから。

一日目に東大寺のお水取りを見たあと、二日目は奈良から京都へ。
全面工事中+鑑真像は東京にあるというスカスカな唐招提寺をわき目に
薬師寺にいった後(でかくてステキ+四天王がステキ)、伏見稲荷によってきました。
JRで京都から五分くらいですかね。
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わたしは京都その他の社寺の拝観料に、正直首をかしげるものがあるので、拝観料とかのない伏見稲荷はそれだけで「おっ♪」という感じですが、雰囲気も怪しくて面白いですね。
ただ、奥社までそうとう登らねばならないうえに、そのうち「鳥居ですが、何か?」 とかいわれているような気分になってくさくさしてきたので、途中の売店のひとに「もう半分くらいですねえ」といわれたところで引き返しました。根性なし。。それにしても一人旅(でもないけど)って気楽だ…
ちなみに、鳥居をくぐらないとかなり大幅なショートカットが出来ます。神社の人も大変だしね~

祗園でどーしても食べたいものがあったので(龍の目さんのブログより)、しかもそこが当初寄る予定だった翌日は定休ということなので、ぱっぱと祗園へ行ってしまいました。案の定、大星由良之助…じゃない大石内蔵助がお茶屋遊びをしていたらしい、現在では最も格式の高いお茶屋のひとつ「一力亭」のそばにある、十二段家というおみせ。
つけものと出し巻き卵が美味しかった。家に帰ってきてから、しばらくおいしい出し巻卵のつくり方を研究しているところ。うまく巻けない… 

そのあと南座の入れ替え時間にまぎれてみたり、左団次さんのように鴨川に律儀に等間隔に並んでいるアベックを眺めたり、祗園をふらふらしたりしたあと、青い照明の喫茶店で友人とまったり。一日目のハードワーク@飛鳥がたたったのか、ぬるすぎ。

c0022251_4223842.jpg三日目はもう最終日なので、ほとんど各人単独行動を取っていた皆様とお別れしたあと、まだ征服していない京都観光ブロック・大原へといきました。これで残りは太秦映画村のみ~
あれですね。大原は、三千院は、いいね!!
国宝の阿弥陀如来の脇仏が、正座ではなく大和ずわり(正座は室町以降のもの)をしているとか、子年生まれ(旧暦)の守護仏は千手観音だとか、三千院トリビアをお坊さんに聞きました。なるほど、最初に千手観音をお参りしてよかった。たしか、阿弥陀如来は戌、午は観世音菩薩、虚空蔵菩薩は丑、今年の干支の酉は不動明王らしいですよ。ご参考まで(なんの…)

近くの実光院(一年中咲いていて、秋と春に満開になる“不断桜”がある)、そして宝泉院
宝泉院もよかった。超よかった。c0022251_4443654.jpg
あれをみるとすぐさま京都へ行きたくなる憎いJR東海の「そうだ、京都へいこう」のCMにもつかわれていたとこですが、その景色の天井が、400年前に伏見城で自害した、300人の血が染み込んだ床板をつかった「血天井」でした。∑(´A`)
顔のあとや、足跡なんかがいまも薄黒くのこっています。超怖い。供養のためらしいけど…うむむ…
美しい風景と水琴窟の静寂、そして血天井。なんとも絶妙なところです。

名刹・寂光院は…
5年前にここを燃やした人間は、ひどい目にあってほしいなと思いました。まだ実際に見たことないうちに~ 悔しい~

京都市内へもどってから、俗化されたことで有名な晴明神社(笑)、いっとう好きな東西の本願寺をぐだぐだまわって東京へ帰ってきました。晴明神社、行くたびに笑いがこみ上げてきます。ブームになる前は、こじんまりした神社やったのに… 改装に四億円とのうわさもございます。いやはや、なんともはや。タダだからいーけど。
ああ!それから、「新選組!」で私が涙した(それを婆さんが親戚にばらした…鬱)藤堂平助さん臨終の地「油小路 伊東甲子太郎他斬殺跡」もいってきましたよ。油小路はしってましたが油小路の何条なのかがわからず難儀しました。七条油小路。駅のすぐそば。前に一度来たことがあるのに…(はまる前に)
別物とはしりつつも、おおぉ…という気分になりますね。しかしひでーな新選組。


京都はいいところです、やっぱり。
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by lowoolong | 2005-03-14 04:55 | みものききもの

万葉ロマンな飛鳥

二泊三日の奈良・京都はかなり楽しかったです。
合宿のくせにほとんど個人行動をとっていたので気楽でしたね。みんなでぞろぞろどこかを回るっていうのも楽しいんだけど、自分のペースでガンガン&まったりいける方が今回はよかった。


一日目は飛鳥をレンタサイクルでぐりぐりまわってきました。
…そのまえに、「行けなそうー」といってた壷坂寺にもいってきましたよ。
わりにインド系なお寺なのに、沢市・お里の像もあったりして、一体この寺は何がメインなんですかという。
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壷坂霊験記というはなしは、「盲目の沢市とその妻お里は、貧しいながらもむつまじく暮らしていました。しかし、沢市は毎朝夜明け前に家をこっそり抜け出るお里に気付きます。もしや男!?ってなわけで苦労しながら後を付いていくと、お里は沢市の目が治るよう、壷坂寺へお参りに来ていたのです。それからは二人で詣でるようになりましたが、沢市は自分の目のせいでお里が不幸なんだと身投げをしてしまいます。嘆き悲しんだお里も身投げをしてしまいます。そんな二人を哀れんで、仏様が二人を救い、沢市の目も見えるようにしてくださいました」っという話らしいです。三つ違いのあにさんと~という台詞が有名らしい。

壷坂寺には、ここがお里沢市身投げの崖ですみたいな表示もありましたが、そもそも沢市お里は本当にいたのきゃ? 本堂には沢市が使った杖、なんかもありますが。
ご本尊は千手観音です。なんか、目を守るための紅い玉をもってますよ。
壷坂には観光地としてはここぐらいしかなさそうなんで、わざわざ足を伸ばしていくにはちょっと面白すぎる(眼病封じ商売がなかなかすごい)寺ですが、予想外に「壷坂霊験記」をやった勘九郎や児太郎時代の福助、扇雀といったかたがたのパネルがあって、それだけで嬉しかったのでよかったです(単純な…) 私はこういう、変に派手な寺が大好きなので。(両国の閻魔堂とか)
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結局買っちゃった




さて、その後は飛鳥へ。c0022251_22134560.jpg
飛鳥駅でレンタサイクルを借りて、がしょがしょこいで橿原駅へむかうという道程です。古代ロマンに造詣の薄い私なんかは、ぶっちゃけ石しかねーのかよみたいな気分でしたが、石舞台古墳酒船石なんかは面白げです。石舞台なんか、ほんとどうやってつくったんだろう
田んぼと畑の間にいきなり亀石鬼の雪隠なんかがあるので笑えます。「ここかよ!」というか。
↑キュートな亀石


岡寺という寺の近くに、「坂の茶屋」という食事どころがありますが、ここはいいですよ。みせのおばちゃんから、頑張ってここまできてよかったわあ、な優しいあったかいもてなしをしていただきました。店中、壁から天井から柱から、おとずれた人の色紙だらけ。デビューしたころのさくらももこ氏のものや、吉村作治のやつなんかも。
c0022251_22271449.jpg坂の茶屋にいた「マスター・オブ・ジ・飛鳥」のような我集院たつや似のおっちゃんから詳しい道案内をしてもらい、また飛鳥寺へむかってがしょがしょやってたら、今度は古代ロマン好きの、中村又五郎似のおっちゃんに出会いました。すげえ面白いおっちゃんでした。
「この川は太平洋につながってるんだよ~、飛鳥人は黒潮に乗って太平洋から来たのだ」とかいろいろ自説をたまわりました。そこでいったん別れ、飛鳥寺・水落遺跡を見てから道に戻ったらまた出会いました。
「いいものみせちゃる」とゆーのでついていったら、推古天皇のお宮があった遺跡でござんすよ、の「豊浦宮跡」に連れてってもらいました。ほぼ民家の敷地内にあった。
おっちゃんに、「歴史が好きならもっと地理的に、広くものを考えなきゃあかんよ~」とお説教をくらい、橿原駅への道を教えてもらって別れました。「いつもここらへんで遊んでるからまたいらっしゃい」とはまたチャーミングなおっちゃんです。

遺跡観光というよりはむしろ、地元の人たちとの出会いがかなり面白かった。けっこういろいろ旅行してますが、こういう面白さは初めてに近いような。自分の住んでいるところが大好き!というかんじ。いいなあ、と思う。
帰ってきてから家族に話したら、弟に「ドラクエみたい」といわれた。たしかに。

それにしても、途中で後輪がパンクしてひどい目にあった。
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by lowoolong | 2005-03-11 16:17 | みものききもの

夜回り先生 水谷修

夜回り先生
水谷 修 / サンクチュアリ出版
ISBN : 4921132542



最近ものすごい勢いで今後の身の振り方について考えねばならず、いつまでたってもうだうだ悩んでるあまったれな自分に相当な嫌気が差していたところでこんな本を読んでしまったものだからたまりません。
先日教育テレビで「夜回り先生」のドキュメントの再放送?かなんかをやってて、そこで名前だけは知っていた“夜回り先生”こと水谷氏の顔を初めて知りました。
もうね、なんか凄く話がうまいの。うまいっていうのは技術とかそういうことではなく、聞き入らずには居られない、真摯な熱さでものを語るのですよ。
もう何年も前から、水谷氏は夜間高校教師をつとめるかたわら、夜の街のこどもを注意したり、諭したり、話を聞いてやったりしているそうで。暴走族をぬけられない若者、麻薬漬けの若者、身体を売る若者……まあ詳しいことは私などがアレコレいうより、本を読んだりもっと詳しいサイトを見た方が良いとおもうので省きますが。。
水谷氏の姿勢は、圧倒的に凄い。これを正しいだの間違っているだのいうのはそりゃあたやすいことですが、そんなこと言ってる間もなく彼は凄いと思います。歩く背後から囁かれるそうした評価にかまう暇すらなく、彼は現在に立ち向かっているからです。
水谷氏には「社会」「大人」という明確な敵があり、その範疇内の自身をふくめて彼はそれを厳しく糾弾します。社会やら大人やらというのは非常に抽象的な概念であり、ある意味私はそれを“仮想敵”だとも思いますが、それがこどもにとっての害悪であるというのは事実のひとつであるのは違いない。そしてそういう敵があるからこそ、彼は果敢に歩き回り、多くの若者にとって救い主たる「夜回り先生」であるのでしょう。

やっぱりね、なんだかんだいったって凄い人は善悪関係なしに偉いのだよ。そして、本当の意味で優しいということは、何よりも強いのだよ。
ものごとを起こす気概がある、というだけで私のような軟弱者はすげぇなあと思ってしまいます。
しかしまあ本屋で立ち読みしながらぼろぼろ泣けて困ったなんて、久々に私も神経が疲れているのでしょうね。参ったなァ。

+++四月は
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by lowoolong | 2005-02-28 21:58 | みものききもの

幕末青春グラフィティ 福沢諭吉

TBSで勘三郎襲名特番やってました。
なんだろなと思ってわくわくしてたらほとんど20年前のドラマの話で、なんやねん録画してあるから寝たるわいーと思ってたらこれがさーという…
第一部(インタビュー)でキャスターと喋ってる勘九郎、元気そうで顔色いいのはいいですが右目が変。疲労で目の血管が切れたんだよと親が言うので無駄に心配になってきます。コワー

第二部がお題の「幕末青春グラフィティ 福沢諭吉」
制作:1985年 ティンダー・ボックス、電通、TBS
演出:河合義隆
脚本:矢島正雄、河合義隆

出演:中村勘九郎、荻野目慶子、永島敏行、原田大二郎、石坂浩二、阿藤海、原田美枝子、榎木孝明、川谷拓三、陣内孝則、石立鉄男、島田紳助、矢崎滋、武田鉄矢、中村助五郎、とんねるず他

キャストすげぇ!

子供のときに多分一番最初に読んだ伝記が婆さんがバザーで買い叩いてきた「福沢諭吉」で、
 ・諭吉は吉良という金持ちの武士の息子にしょっちゅう苛められていました。
 ・神棚のお札を便所紙にして祟られなかったから神様はいないのだと知りました。
 ・腸チフスにかかっても勉強しました。
 ・オランダ語を誰も使っていないので、「これからは英語の時代だ」と悟りました。
 ・天は人の上に人を創らず、人の下に人を創らず
 ・ドンドン大砲がおもてで鳴っていても、おびえずに授業を続けました。
という話があったことをよく覚えています。
つか、福沢諭吉のインパクトが以後すべてこの記憶に基づいている(特に便所紙とか)ので、かんくろーが福沢諭吉でしかも幕末!で青春!でグラフィティ!なんてあーたそんな甘酸っぱいタイトル一体どうなっちゃってんのとおもってたけどなあ。
いやまったくねえ、勢いがあって慮外に面白かったです。20年前かぁ。ドラマを作る風潮がまたよかったんだろうねえ、景気もいいしさ。むかしのドラマとかで連想する、なんかぼやけて褪せた映像でないのも良い。意外にクリア!
時代劇というジャンルはまた、風化というものに一番強いジャンルだなと始めて知った思いがします。
でも、一万円札さまの福沢諭吉を思い浮かべてはダメかも(笑)福沢諭吉!というよりも、「ぼろぼろのひっどい蘭学塾(でも優秀)・適塾の若者ゆきちが、恋や挫折や、友人との別れを積み重ね“自由”というキーワードをつかむまでの青春グラフィティ」って感じ。
…ちっとも面白くなさそうだなぁ。青春グラフィティって響きは中々侮れない破壊力ですね、青春いたずら書きっていう意味じゃんかよ。

勘九郎は、20年前でもやっぱり勘九郎でした。すげー!うまいって言っていいのか(素のような気までする)わかんないけどやっぱすげー。芸達者だ。手足の短いところがカワイイと思えるようになってはもういろいろとだめですね。あーあ。
冒頭、阿藤海と一緒に出てきますが、それが…「いいよもう、勘九郎の太ももや尻は別に見たくないよ」というか。諭吉だけでなく、適塾のひとがほとんどみんな、丈の短い着物一枚に褌姿でほんと汚ないのですよ。袴や着物なんかマジ買えねえよ!みたいな。幕末好きな人には結構人気のあるらしい大鳥敬介があんなバカそーで小汚くていいのかなと余計な心配までしてしまいます。洪庵先生の川谷拓三がかなりいい。

個人的にすごいツボだったのが、春画家の歌丸(石立鉄男)の、「もっと悶えろ~!」という台詞でした。クレイジーだなTBS。モデルのお女郎のおねえちゃんも胸むき出しだし(絶妙に見えない)
それでもそんなにエロくなんないのは不思議なところです。泥臭さがギラギラしていないのがイイのかもしれませんね。
しかし結構アレだ、ハードだ。後輩はムカつく偉い医者を斬っちゃうし、親友は恋仲の遊女に死なれて自分探しに行っちゃうし、後に再会するけどあーー!って感じで死んじゃうし(ここの、長島敏行と勘九郎は素晴らしいと思います)
「みんなサムライになればええんや、サムライが米つくって、サムライが魚とって、サムライが着物つくればいいんだ!」
よいせりふ。なかなか考えてでてくる台詞じゃないなと思います。
それにしてもフリーを「自らを由とする」と訳した福沢諭吉ってすごい。
しかし、勘九郎はどうあっても「一万円札の福沢諭吉」には見えないのだよなあ。熱くて一生懸命でカワイイ青年というか。まあいいか。そういう諭吉なんだよ。

「働く女性について」や「逃げないということ」や、「前向きであること」、そしてもちろん「平等である」ということ、結構いろんなテーマをぶつけてくるドラマですがほとんど押し付けがましい感じがしない。なんかほのぼのしてます。突っ込みどころは多くござんしょうが(詳しくなくてよかったー)、まず、面白いドラマではありました。
サイモン&ガーファンクルばかりBGMにかけまくるのはどうかと思います。おすず(荻野目慶子)との別れにサウンドオブサイレンスはいいかも知れんけどなァ、どうかと思うなァ。
あと、竜馬とであって別れて終わりってのはまあいいんだけど竜馬が坂本金八でちょっとションボリしました。お前かよ!!というか最後の最後で!というか両方というか…

こういう勢い重視で、なおかついい感じに成立しているドラマは好きです。もっとこういうのないかなぁ。それにしても20年前とは信じられん。
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by lowoolong | 2005-02-26 07:03 | みものききもの

地獄甲子園 DVD

地獄甲子園
/ ハピネット・ピクチャーズ




くだらねえーーっ!!
凄いくだらない映画を観てしまいましたよ
つーか私もなぜ今更こんなものを借りてしまったのか(ほんとだよ)
漫☆画太郎のバカー

原作の漫画も相当あほでしたがこれを映画にしようとしている時点でもうあほだ。というか見ている私もあほか。もういいや!

伊藤淳史は相変わらず情けないなあとか、
バットが体中に突き刺さりまくってる番長とか、外道高校の人たちは外見も外道で声も外道(つーか人外だろ)とか、
番外編のラーメンバカ一代とか何で作ったんだろとか
見所はたくさん(ないかも)です。バカすぎ!
バカすぎてツボにはまる、ってほどでもなくバカなのでどうしようもないな…
こういう映画が平気で本気で作られているあたり、すごく日本はよい国だと思いますよ。

プレミアで☆二つ半で心配だった真夜中の弥次さん喜多さんも楽しみです。
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by lowoolong | 2005-02-24 01:51 | みものききもの

義経

NHK大河ドラマ「義経」、一時見はぐっていましたがまた見るようになりました。
源平合戦・鎌倉幕府の知識といったら、「1167(いい胸毛)の清盛さん」だの「1192つくろう鎌倉幕府」「1221撃承久の乱」(←ちと下劣)、「1333(一味散々)鎌倉幕府」程度ですが、知識がなくても面白い、あったらもっと面白い、というのがよい大河の条件なんでしょうね。(前半が重要)
…悔しいので少し勉強します。

老若男女さまざまな登場人物、またロケが多用されていたりと「新選組!」と同じ枠のドラマかこれはという感じ。なんだか絵的にすげぇ豪華。ズッコい。
見ていてかなりおもしろかったのは、中井貴一の頼朝と財前尚美の北条政子です。
「そのくねくねとしたものいいはなんじゃ!」
政子、一目惚れのとたん素晴らしい捨て台詞です。ラブコメですか。そうなんでしょうね。
私は平家のほうは「なにやら難しいことを言ってやがるな」程度に見ているし、かといって義経さんのほうは鬱々と悩んでらっしゃるようなので、これくらい頼朝がたがルンルンな感じだと見ていて疲れなくてよい。
おもさげながんすとかいつ口走るかと思うと笑えてきます(←己の頭の悪さが)

歌舞伎の演目では、勧進帳はじめこの時代を背景にした演目はとても多いようで。
「鬼一法限」は私が一番最初に見た歌舞伎でしたがあれもそうだし、昨年にタイムスリップしてでも見たかった浅草歌舞伎「吉野山」なんかも。
源九郎狐こと佐藤忠信さんはまだ大河には出てきてない模様、いつになったら義経の仲間になるのでしょうか。楽しみです。
(それにしても、子狐が“親狐の皮でつくられた鼓を持ってるから家来に化けてついてきました”って、歌舞伎ってハリーポッターよりもファンタジーっすね)

三月の襲名興行でも「一条大蔵譚」がありますね。“阿呆を装っていた一条大蔵卿は実はキレモノで、源氏の味方になってやるのですよ!”という話らしいですが(超大雑把)、こういうのはどこまで歴史創作モノにおける「定説」なのでしょうか。まさか忠信が狐なんてえのはないでしょうが、こういう微妙なセンだとちょっと期待してしまいます。
ドラマのほうでは一条大蔵卿、蛭子さんでした。正直「えびすかよ!!」とry

なんにせよ、自分の狭量な知識の中でリンクする物語があるというのは非常に楽しいものです。だから人間は勉強や研究をするのかもしれません。
私もそろそろ本腰を入れて学校の勉強に取り組まなければ。。うーむ。


+++
金曜時代劇「華岡青洲の妻」もみました。
嫁姑戦争が怖すぎます。ここまで波乱万丈に泥沼だともう見続けるしかないですよし。
そして紀州弁「~のし」「~よし」が口癖になりそうで怖いですのし。
今でもこの「よし」だの「のし」だのって使われてるんでしょうか。
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by lowoolong | 2005-02-21 03:00 | みものききもの

銀座文具店

先日は午後から一日暇だったので、銀座をてけてけ歩いてきました。
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銀座ってぇとわたしは以前NHKの金曜時代劇で放映されていた「からくり事件帖~警視庁草子」なんかを連想しますが、あのドラマは面白かった。明治になってレンガ造りの家を銀座に軒並みつくってみたはいいけれど、冬は寒いしすきま風はびょうびょうだし、誰も住まねえよこんなもん、みたいな話があったような気がする。山田風太郎の原作にあとであたってみたら、こっちはもっと大衆小説風で面白かった。

さて。
地下鉄銀座駅のA2口を出てすぐに、鳩居堂(きゅうきょどう)という店があります。
和紙に千代紙、便箋封筒、書道道具にお香など、“わが心の江戸”をくすぐるような文具屋…てか、紙屋?c0022251_16133466.jpg
鳩居堂特製の一筆箋や便箋なんかはシンプルかつ可愛らしくていい感じ。その「鳩居堂」のロゴがはいっているのがいいのよってのは、古今東西かわらぬブランド根性ってやつですかね。それが粋ってもんですかね。
店内全体にお香の匂いがしてて気分がいいですが、しかしなんだろうあの人出は。マダムな方々で月曜日だというのに随分込んでいました。バレンタインだからって関係なさそうだしなぁ

鳩居堂から松屋銀座に伸びる通りを、松屋を通り越してなおもちょっと歩くと赤いクリップの「伊東屋」が。
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こちらは鳩居堂とちがって、本屋で言うところの紀伊国屋のような、とりあえず「文房具なら俺に任せなッ」みたいな文房具屋ですな。ビル全体が文具屋なんていいねえ。
ガラスペンなんていうすてき文具の誘惑から逃れるのが大変だった。前につかったことはありますが、紙に引っかからずするする書ける、とてもイイ感じなペンです。しかしインク壷を倒したりペン先を一発で破損させる恐れのある粗忽者には地雷。

ふたつのすてき文具屋で書く当てもないのに一筆箋とか買ってしまったのでこれから書く相手と内容を見つけようと思います。

その後、銀座の吉野家に行った。「きっとこれは、鶏肉と御飯と照り焼きとわたしへの冒涜なのだろうな」みたいな当店限定の鶏の照り焼き丼を食べてしまってささやかに落ち込む。c0022251_16322288.jpg
さよなら360円。しかも数歩歩いたら安くカツ丼を出している店があった。ちきしょぉー
つーか、吉野家に行くのだったら2月11日に行けばよかったのに…(いつもはずれ玉を手にする家系なの)
銀座に着てまで吉野屋に行くことはないと実感しました。行く前に気づけだよな。

松竹の図書館で、中村屋兄弟初舞台の筋書きを読んでにまにましました。閉架式というのは気恥ずかしいものですな。自意識過剰でしょうけどね。
一昔前のパンフレットって、インタビューのところがかなりミーハーで面白い。なんつうか、どうしてそこを抜粋するんだろう、みたいな。
勘三郎のじじんちゃまは「きょうはジャンパーで来たのですよ!」とかだし。どんなリアクションをとれというのか。それにしても「来たのですよ!」か…来たのですよ…ですよ…!(←ツボ)
いやー、ちびっちゃいかんたろさんとしちのすけ、よいなあ。中村屋のお弟子さんが昔の本で七之助をたべてしまいたいと言ってたけどね、しかたないねこりゃ。にしても兄ちゃんは七之助に似てなくてこりゃまた、…可愛いねぇ~♪(たぶんGとか凄く好きだと思うこういう子)
福助は当時児太郎だったのですねー。橋之助も児太郎もやたら素顔写真が美男でした。

さて、もう時間は十六時でございます。
歌舞伎座は昼夜の入れ替えの時刻、いつみても見ものの混雑っぷり。
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夜の部は「じいさんばあさん」「野崎村」「二人椀久」
さてさて。“人間国宝揃い踏み”という「野崎村」が楽しみです。
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by lowoolong | 2005-02-15 17:04 | みものききもの

2004紅白再放送

ただいま再放送してますがこれがまたつまらない

大晦日、わたしヌッツォの歌+かんくろさんのコメント位までしか見てなくて
そのあと『ゆく年くる年』まで録画してた『平成中村座NY公演』を見たり
スメタナの「モルダウ」を聞きまくったり(by走れメルス)してたので、
個人的にものすごく「なかむらやぁ~♪」な大晦日を迎えていて非常にネガティブな方向で楽しかったのですがNHK、こりゃねえだろNHK

なんだあの旗の上げ下げゲームは
なんだあの韓国人の多用は
なんだあの人選は

こりゃーまー視聴率40%割りでもしかたないかもね。ってかその前も相当つまらなかったけども。翌日は年の瀬だってのにデフレスパイラルで参ったねこりゃ。
私が審査員だったらもうあの企画もののところはずっと寝てますわ(つーか橋田スガコは『私あんたたちのこと知らないけど」とかって審査員としてあれでいいのか)

NHKはそこまで韓流を盛り上げたいんなら、いっそ別局で日本コリア放送局(NKHK)でも作ったらいかがかしら。いい加減反感を買うよ、あれ。
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by lowoolong | 2005-02-11 20:25 | みものききもの