カテゴリ:歌舞伎( 42 )

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月 7月30日・8月2日  歌舞伎 第1回
6日・9日 歌舞伎  第2回
13日・16日 歌舞伎 第3回
20日・23日 歌舞伎 第4回
27日・30日 歌舞伎 第5回
毎週 土曜日 昼 12:30 ~ 13:00
(再) 火曜日 朝 5:30 ~ 6:00
NHK教育テレビ
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by lowoolong | 2005-07-31 04:59 | 歌舞伎

NINAGAWA十二夜

七月二十日(夜の部)
七月大歌舞伎@歌舞伎座

午前中に課題をあげて、仮眠を取ったら遅刻するところでした。開幕三分前だったよ…
時は金なり、間に合ってよかった…!最初をみるか見ないかで、結構違ってくるんじゃないかと思いますよ、でも情熱大陸とかでもう見ちゃってなんか悔しかったわぁ。いいけど。

《あらすじ》
あらしの夜に難破した斯波主膳之助とその双子の妹・琵琶姫。琵琶姫はとりあえずながれついた先の領主(だっけ?)大篠左大臣にお小姓として仕えることにします。男装で。
大篠左大臣は織笛姫に恋わずらい、琵琶姫改め獅子丸はそんな左大臣に恋煩い。そしたら織笛姫は獅子丸へ恋わずらい。
織笛姫の屋敷では、執事の丸尾坊太夫が威張り散らしてムカつくので、姫の叔父・左大弁洞院と腰元の麻阿、金はあってもちょっと〈←婉曲)バカな安藤英竹らが、思いっきりコケにしてやろうといたずらを仕組んだり、どこかの磯では主膳之助が助かったりしています。
さて、琵琶姫たちの恋と運命はいかに。

あ、そうだ。とりかえばや物語、漫画で言うなら「ざ・ちぇんじ」だ!いろいろ違うけどねー
こういうの、東西古今問わず人気あるよね

・蜷川っぽいけど歌舞伎だった シェイクスピアは歌舞伎に合うかも
・単純ながら亀治郎にはまった。いいなー麻阿!! こういう女中さん大好きです
 (トービーとかアンドリューとかって原作ねたかな w)
・二幕目のテンポがいい
・菊之助…!切なくってかわいいなぁ… はや代わりというか、最後のあれはどなた?とか思った。吹きかえって凄いわ
・菊五郎ステキっ 左団次大好きっ 団蔵さま好きっ、えーと松緑はいいのかあれで
・鏡というのは双子の、「顔はひとつ声はひとつされど身体は二つ」とかを意識しているのだろうか。綺麗だった
・回り盆は回りすぎだ。ありがたみ(?)がないよ…
・ラストが馬鹿馬鹿しくてステキ(大篠さんは物分りがいいというか何というか 笑)
 &道化の捨助が旅立って終わり、というのがすごく好き

面白かったけど長かったなぁー 二幕ぐらいにまとめられなかったのかしら。無理かなー?
とにかくこれを見るなら遅刻してはいけない。音楽の魔力というのはあるのだ。
菊之助が良かったなあ。原作ナナメ読みしていて、ヴィオラはもっと喜劇っぽくて、ちょっと小ずるいような女の子だと思ってたけども、健気でとても可愛かった。そして切ない。
翻訳劇は言葉が一番の問題だと思うけれど、シェイクスピアもそういえば古典なので、歌舞伎演出となっても違和感がないのかもしれませんねぇ。

さて
十一月の児来也を見に行こうと心に決めた次第であります。菊之助と亀治郎が見たい。。

***
八月は納涼歌舞伎、一般発売日のチケットのなさにびっくりした。歌舞伎会一般会員でもあまりいい席は取れなかったけど。
一部が人気のようですねー。楽しみ。
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by lowoolong | 2005-07-20 21:22 | 歌舞伎

歌舞伎を舞台にした小説 諸々

こんなものばっかり読んでます

仲蔵狂乱
松井 今朝子 / 講談社 ISBN : 4062090740
初代中村仲蔵、家柄と声に恵まれないながら、努力と芸、また『仮名手本忠臣蔵』の五段目、斧定九郎の扮装を改めたことによって比類ない出世を遂げた役者を描いた小説。

仲蔵さん、か、かっこよ!!
当時の江戸三座ってこんななのかな。江戸歌舞伎狂言の二流派とも言える金井三笑、桜田治助や、おそらく鼻高幸四郎なる五代目幸四郎やら初代中村伝九郎などもでてきます。面白かった。

花に舞う鬼
東 芙美子 / 文芸春秋 ISBN : 4163238301
あらすじを書こうと思うと思わず笑っちまうんですが
見目麗しい天才舞踊家の兄と、これまた美麗な歌舞伎役者の弟と、またぞろ美しい二人の歌舞伎役者が表キラキラ裏ドロドロな歌舞伎の世界で愛憎渦巻く云々かんぬん 
その兄弟やら皆川翔十郎という立ち役者やらを適当にあてはめて読みはじめたら、それが物凄い失敗だったことに途中で気づいた。昼ドラかよ!
ちくしょーなんだこの敗北感(まあこれは私の勝手だけど)
文章が耽美過ぎて、内容もさらにお耽美で、面白かったけど、…ううん。 濃ゆい少女漫画のようなイメージ。きれいきれいばかりでは、美というものは映えません。


カブキの日
小林 恭二 / 新潮社 ISBN : 4101478120
なるほど、歌舞伎でなく「カブキ」なのかーと。
初っ端から、多分現代が舞台なのに歌舞伎茶屋があったり若衆がいたりパラレル観あふれてましたが、中盤の「三階の冒険」なんて、どんなアラビアンナイトだよ…と思った。予想外のものを読んだ。うーん。表紙と中身が合っていない。
カブキとはなにか、ということについては膝を打つものもある。でもやっぱりなんだこりゃ、という印象。三島由紀夫賞って、変わった作品に与えられるものなんだな。

きのね〈下〉
宮尾 登美子 / 新潮社
歌舞伎にはまりたての頃に読んだ、十一世團十郎とその婦人をモデルにした小説。
有名な作品ですが、なるほどじつに面白かった! この役者は誰々のことだろうなとか推測して読むのが楽しい。山村ひょうたん、、(笑)
ラスト、泣けます。

三世沢村田之助―小よし聞書
南条 範夫 / 文芸春秋 ISBN : 4163109404
幕末の名優、三世田之助は「田之太夫」ともよばれ、名のついた「田之助紅」は飛ぶように売れ「田之助髷」の娘がたくさんという人気っぷりだったようで。その人気のさなか、壊疽で手足を失いそれでも舞台に立ち、狂死という最期を遂げる壮絶な役者。
その田之助のもとで長年使えていたという女中・小よしの語る田之助の物語。読みやすい・面白い。
って、これはどこまで本当なんだろう。もうひとつ、田之助についての小説↓

花闇
皆川 博子 / 集英社
これは本当に面白かった。好み。表紙絵が岡田嘉夫なのもまたいいかんじ。
こちらは田之助の元についていた「みすじ」という役者を通して田之助を描いたもの。田之助…やな奴~!でも素敵!みたいな。
皆川博子の作品には、ねっとりした色気や闇を感じますが、田之助の美醜が匂ってくるかのようだった。酔いそうだ。


+++
地域図書館がこんなに素晴らしい施設だと思えるのは久々であります
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by lowoolong | 2005-07-04 06:56 | 歌舞伎

歌舞伎は、大丈夫です。

歌舞伎モバイル、「今週のコラム」は先週に引き続き中村又五郎さんでした。
……!
ちょっと泣きそうになってしまった
わたしは又五郎丈の歌舞伎は十二月の桃太郎しか見てませんが
あのときのひときわ大きな「播磨屋!」「播磨屋!」という大向こうは震えました。
↑のような俄ものが言うのもアレですが
戦争という歌舞伎にとっても凄い至難であった時代をくぐってきた人のことばは重みが違う。。今回のコラムはいつもより一層、感慨深いものがありました。うむむ

七月のチケットをようやく買った直後に歌舞伎会のカードが届いた
タイミング悪い…が、まあいいか。これからもたくさん見ますぞよ。
そういえば映画「真夜中の弥次さん喜多さん」のDVDの予約が始まりました。早ー
こちらもタイミングの悪いことにタワレコで予約してからツタヤの方が千円も安いことに気づく。オンラインショッピングの悪いところは「待て待て待て~」という抑制が効きにくいところにあるな。便利なのはいいんだけど

+++
つーか
よく考えたら十月発売のを今申し込まなくったっていいよね……
なんでしょう、演劇のチケットとかを買うようになってから未来に対する経済観念がペラペラになってきている気がする。どうでもいいっちゃどうでもいいけど
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by lowoolong | 2005-07-01 03:42 | 歌舞伎

桜姫 二回目/七郎お十について

6月23日(夜)@bunkamuraシアターコクーン

爪も桜姫 自己満足
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行ってきまーす


***
行ってきましたー
え、ていうかこのお芝居はこんなに長かったんだ……!わお…
前回はマジで役者に見とれており時間を忘れておった模様)

・あさひ7オユキ(←パンフレットを見るまで徹底した誤植だと思ってた)の白菊丸についての口上がかなり好きだわっと気づいた。「え~~♪」っていうのが。カッコイー
・ミエがよく見えて嬉しいわー(鼻血もね)
・悪五郎(勘太郎)さんが、権助に「はーい」とか返事をするところ、私のすぐ後ろにおってマジびっくりした。出てくることは分かっていたはずなのに
・権助の顔に痣ができたのは、清玄が死んでからだったのかと。納得。
ていうか橋之助&福助はエロティックですねえ… 春画の桜姫の絵は、まったくトランスセクシャルの極地だと思う。女形の裸体が女の裸で、うぬぬぬぬ(泡)
・二幕目で変わった緞帳の清玄の絵、超かっこいい……
・桜姫が後ろへ放り投げるむしろがじつに綺麗な落ち方をしている(こっちは21日のほうがきれいだった)


さて↓に記した疑問点
とりわけ一番わけわからんかったのは粟津七郎&お十夫婦だったのですが

・お十さんは庵室で預かった子が「お主の子」とはわかっていたようであり
・七郎はわかっていなかったようであり
・お十さんがいない隙に七郎が子を捨てちゃって
・お十さんは権助の家で、風鈴お姫が桜姫だと気づいたらしい(お辞儀してたし)
・けっこう、七郎とお十さんはあれでいい仲のご夫婦の模様

……ええと 三社祭で仲間が豪儀にいさむから十両を借りるのに、かかぁを掛取りにして?とかゆーのはお十を借金のかたにしやがったってことだろうか
うわーなんか駄目だな七郎! 何度もヒーローみたいな登場をしよってからに(笑)
串田演出の七郎は間が抜けてて空廻ってて愉快ですが、又五郎さんも以前粟津の七郎をやっていたらしく「どうもはっきりとしない役ですがマァ二枚目がかった辛抱役なのでしょう」とか「捨て子のところなどまるでわかりませんね」とかいっているのでなんか安心しました。(by国立劇場上演資料集341) わかんなくていいのだな!
しかし、そうであるならせっかくのコクーン歌舞伎、むりっくりに解釈をつけてもよいような気がしますがね。そうでなければ切り捨てるとか。うーん、こんなことで引っかかるのも変だとは思うけど

ただ、このふたりの夫婦の存在は、「どーしてあんなお主のためにがんばるんだろうなー」みたいな感じがあって、間抜けでかわいそうでちょっと愛しいです。
桜姫は、まあ実際かわいそうな身の上ではあるんだけどけっこう好きな人のためにいられたわけだし。それに引き比べて、……まあ空回りまくりの七郎はともかく、お十さんなんて身替りにお女郎にいっちゃうのだし。
夏祭浪花鑑の磯之丈と団七たちの関係にも近いものがあるかもしれない。


+++
二十両の方に取られて、権助の家で赤ちゃんをあやしているお十さんの勘太郎さんはいい演技しとるなあと思いました。セリフじゃなく、はっとする仕草、おやと思う仕草、でお十がどんな人間であるかを表していると思う。本当にお乳をやっているように見えるし。。
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by lowoolong | 2005-06-23 16:05 | 歌舞伎

桜姫 所感

二十三日夜、もう一度桜姫をみてくるので
役者に見とれてて実はよくわかんなかったところをちゃんと見てこよう。
国立劇場で通し上演された際の上演資料集を図書館で見つけて(なんでこんなものがあるのか)見てみましたが、いまいち疑問のままである。
(初演時の絵本番付が付録についていたのですが、高い台の梁に非人がよじのぼっているところとか、残月と長浦が丸はだかwなところは意外や絵番付どおりなんすね。歌舞伎座でやった桜姫東文章はどうだったんだろう)
それにしても、「これも誰ゆえ、桜姫」という『三囲の場』がなかったような気がするのは惜しいなあ。桜姫は全く前世のことにかまけてないので、白菊丸のところをカットしたのはいいと思うけども。。

・権助と清玄が兄弟ってマジかい(これはどうでもいいらしいけど)
・序盤の都鳥云々のところをちゃんと聞いておく
・お十は赤ん坊が桜姫の子だと気づいていたのか否や
・仙太郎はなんで赤ん坊を捨てやがったか
(↑資料では『お主の子だと知らなかったから捨てた」と……え、だからって 笑)

お十の疱瘡でなくした子というのは七郎との子なのだろうか。うーむ、だったらあながち偽りの夫婦というわけでもないように思うけど。
まあ、こんなこと気にして芝居を見ても面白くないかもしれないな。考えるのはまた先のことにいたしませう。
たーのーしーみー♪
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by lowoolong | 2005-06-23 13:20 | 歌舞伎

コクーン歌舞伎 桜姫

6月21日(夜)@Bunkamuraシアターコクーン
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待ちに待ったりコクーン歌舞伎桜姫、折りよく座席は平場最前、ややや弥十郎様がめのまえにいたよふんがっ!!
てなわけでもうストーリーとか覚えてねぇー もうだめ

清玄かわいそうっお姫まじかわっっ
七之助(鼻血)すてきっ勘太郎かわゆっ扇雀すげえ!すっげえ!
朝比奈直之の口上のおやじ……ぎりぎり微妙!

めろめろだったので勘弁してください
あ、鼻血を吹いたのは私ではなく七之助ですよ。

ラストが~~
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by lowoolong | 2005-06-21 22:20 | 歌舞伎

六月大歌舞伎(夜)

六月九日(夜)@歌舞伎座

あきらめましたよ どうあきらめた あきらめきれぬと あきらめた

今日は大阪松竹七月歌舞伎の販売日ですね。…はじめて、何かを見るために遠征とやらをしてやろうかと半ば本気でたくらんでいましたが、ええい。
折り良く八月納涼歌舞伎の演目が歌舞伎座メール(だっけ?)で配信されてまいりましたので、この際七月はがまんして八月の席をすこしグレードアップしてやろうと目論む。
金はなしテストはあるしであーちくしょ。 って結局諦めたので上の都都逸は不適切でしょうな
(そういえば歌舞伎座でかかる「~月歌舞伎」っていうのは、八月以外は全部「大」がついてますね。八月は若手中心だから大がつかねーんだよと聞いたりしましたが、これからもつかないまんまなのだろうか。まあ「八月大納涼歌舞伎」じゃ暑苦しいかも)

さて、今月の大歌舞伎を見てまいりました
んー、やっぱり歌舞伎座はいいです。見にくいし椅子は疲れるけど、やっぱり好きだ。

■盟三五大切■
…なんというか、夜の部はほとんどこれを目当てに行くわ!というかんじ
いやーもーおもしろかったーー!!
ぎりぎりにチケットとった割にはかなりよい席で見れてなおさらよかった。素敵にグロテスクー

父の主のためにお金がいる三五郎は、芸者にしている妻の小万に惚れた浪人者の源五兵衛をちょろまかして金子百両をぶんだくってしまいます。源五兵衛は実は赤穂浪人の不破数右衛門でその百両は討ち入りに必要な大事なお金、だまされたことに腹を立てた源五兵衛はふたりを殺そうとして誤って他の五人を殺してしまいお尋ね者に。からくも逃げた三五郎と小万、そして源五兵衛はどうなるのでしょうかー
って話でしょうかねえ。まああらすじはともかくも、
吉右衛門すてきー! 仁左衛門かっこかわいいー! んでもって時蔵、素敵ーー!!って言う……
殺しの場面(五人斬り&小万殺し)、源五兵衛がかなりの極悪人なのにとても格好よかった……!! 子ども殺しやがってー!(ぞっとした) 悪いなーでも真面目なんだろうなーカッコいいなーもー(いいのかな)
ひとつ布団で三五郎が小万の「五大力」を手ずから彫りなおしていたりとか、幽霊を全く怖がらなかったりとか、あの夫婦はまさに「へへんこちとら町人でさあ」みたいな感じがあっていいなぁ。源五兵衛にびびりまくるし。にしても仁左衛門はかっこういいですこと…
八右衛門(染五郎)が健気で可哀想でくぅ~っときた。うう。
この話は凄く「忠臣蔵」と「四谷怪談」にリンクしていますが(というかもともと四谷怪談が忠臣蔵にリンクしているのだっけ)、やっぱりわたしは武士道&切腹&天晴!な忠臣蔵よりも殺しやら金やらでドロドロな四谷怪談的なもののほうがすきなようです。小万の首とかね……何かするとは思っていたが、それでもやっぱりびっくりしたわ(しかもあれだけのため 笑)
最後にすべてが集結して、パァっと舞台が明るくなって終わり、よくよく考えりゃ源五兵衛はあんな人殺しまくって義士でいいのか?という感じだけど、凄く素敵。面白かったー!


襲名三ヶ月間の「見るぞっっこのやろっっ」という気合をいれた観劇ってんでなく、今回は本当にすっきりストレス解消って感じで見られたので楽しかったです。フィクションでの猟奇、殺しというのはどうしてああも美しいもんなのか。スッキリ!(←いいのか?)
歌舞伎座も今月はすっかり夏模様で、浴衣地や下駄なんかの出店(?)がでてました。わたしはあんまり甘いものは苦手ですが、今月出ている「銀座鹿の子」の「ゆで小豆アイス」はさっぱりしてて美味しかった。結構人気の様子でした


+++
ふむ
三五郎」はよろしい
六七八右衛門」 ……
「ごろつき勘郎」  で9、

一と二と四はどこにいるんだろ
なんかもートリッキーだなー鶴屋南北
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by lowoolong | 2005-06-10 04:12 | 歌舞伎

花翫暦色所八景(はなごよみいろのしょわけ)

五月二十八日@国立劇場大劇場 Aプロ(昼)

携帯を三十数ヶ月ぶりに新機種にしてみたら多機能すぎてイライラしてみたりしているうちにもう六月になってしまって困ったものです。くそう、PCのサイトが見れてもあんま意味ねー!
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さて、先だって二十八日に国立劇場で行われた舞踊公演
「八変化所作事・花翫暦色所八景(はなごよみいろのしょわけ)」を見て参りました。

国立劇場はさすが元お国の機関だっただけあって、松竹が勘三郎襲名興行で三十億を稼いだりしているのを横目に、復活狂言などに地道に力を入れているそうで。(な、なんか踊らされててすいません)今回コクーン歌舞伎で取り上げられる「桜姫(東文章)」なんかも、昭和四十二年にそういうプロジェクトの力で通し上演をはたしたりしたそうです。ほぉ~

で、今回その「復活上演候補作品調査検討委員会」(長ぇ…)というところが、新しい試みとして掘り出してきたのがこの歌舞伎舞踊「花翫暦色所八景」
四世中村歌右衛門が初演し、今回166年ぶりの復活ということで。もともとはひとりの俳優が八役早替わりでやる演目、今回は四人の舞踊家の方々が二役ずつ早替わりでやっていました。
八役は、「天人」「助六」「年増」「飴売」「景清」「佃船頭」「鷺娘」「雀踊」
その間をかんぺら門兵衛とか朝顔仙平だとかいう人びとが道化っぽくつなぎます。…「助六縁江戸桜」にでてくるんだっけ、たしか

・「天人」で、幕が開けるといきなり天女が宙吊りになっててびっくりした。ほんとに。
・「佃船頭」、なんかひな祭りの三人仕丁(笑・泣・怒)を思い出した。二枚目風な男が無駄に泣き虫で笑える…
・「鷺娘」、これ、玉三郎の鷺娘を見た後だったのと、そして踊り手が橋之助・福助のお姉さまだという中村光江さん(まえに橋之助が出ている『御宿かわせみ』を見てたら所作指導に名前があったよ)なのとで楽しみでした。すてきだったー!

今回はひとりで八変化ではないので、タイトルで期待するような「変化の楽しさ」っていうのは微妙ですが(ってそれは私が舞踊家さんをほとんど知らないからというのもあるのでしょうが)、いやはやとっても面白かった。…まあ、わたしは舞踊の見方を全然知らないので凄いー綺麗ーみたいにみていただけですけども。(な、なんか私のようなのがこんな風に適当に面白がってていいんだろうか)
しかしこの舞踊、絞って二時間だというのなら昔はどれだけやっていたのやら…この舞踊を、歌舞伎俳優がひとり八役早替わりで行うのをちょっと見てみたいなあと思います。
幕切れの群舞、「雀踊」の「ありゃせーこりゃせー♪」とかいう長唄がなんかとても好きです。

舞踊公演とかわたしは一生縁がなかろうな、と思ってたよ……まあ実際、歌舞伎よりもさらにみるまでのきっかけやハードルが高い気はします。そういや国立劇場を訪れたのも高校の時の「歌舞伎教室」以来ですが、今回開演前だだーんと広い校倉造風な建物の前に待っていたのは上品なナイスミドルの方々がほとんどで、「い、一段高いソサイエティの空気を吸った……」とか思いました。

+++
「題名のない音楽会」
福助がカルメンでしたっ
…ううん、カルメンの日本語版の歌詞はあれですね、笑えますね。
「~あたしは焦がーれる、焦がっれっるっっ!!」ってのがもう……(笑)
曲のテンションが高いのでどうにも笑っちゃうんですが、歌詞の意味は結構振り付けの基にした「道成寺」と結構あってて「おっ?」と思いました。
福助のカルメンの衣装(赤/金/頭に大きな赤い花)っていうのがとってもかわいくてすてきでした。
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by lowoolong | 2005-06-02 04:30 | 歌舞伎

五月大歌舞伎 昼の部(千穐楽)

五月二十七日(昼)
勘九郎改め十八代目中村勘三郎襲名興行(千穐楽)


三月三日からの歌舞伎座での襲名披露も一区切り。
襲名期間歌舞伎座に行く時は毎度テンションあげすぎて疲れましたわい。この緊張感も今日限り、と思うと淋しいようなちとほっとするような(だって!)
ちょうどいい時期に歌舞伎を見始めてよかったなあ…、とつくづく思った次第であります。歌舞伎がますます好きになった&中村屋はじめいろんな役者さんを好きになった。あーあ、去年の年末に予想したとおりどはまっちゃった… いいけどね。
兎にも角にもおめでたや&お疲れ様でございました!

■車引■
カッコいいーっ綺麗ーっというのは以前も書いたけどその通り、勘太郎も七之助もとてもいいっ
とくに梅王丸さんはもう少し落ち着けよと思うくらいじたばたしてて面白いです。「ごろっぴゃく~っ、~堪忍、なんねえー!」とか。隣の人が「かーわいい」といってたから梅王丸・桜丸のことかとおもったら鶴松君のことでした。なんだ(笑)
清水大希改め二代目中村鶴松くんも、可愛くて上手で凄い。これからそうとう厳しい修行を積むんだろうなー…がんばれ~
“化粧声”だっけ、見得を切るときにかかる「あーりゃあー、こーりゃあー、でぇーっけぇー!」というのがもうわけわかんなくて最高ですね。でっけえ、て……

■芋掘長者■
これにつきる、三津五郎が可愛い……!!
ていうか「みんな可愛い!」かなー。すてきー!
三十何年ぶりの復活ということですが、倉庫の奥から引っ張り出してきたような古びた感じとかが全然なくてえっらい面白かったです。
お姫様と芋掘り藤五郎が、ぶつかってきゃっと顔を隠すところ、まさに「ご両人!!」ですねえ。おおむこうさんはうまいことかけるものです。(…ただ先日、車引で梅・桜の出のときに「音羽屋!」とかかったような気がするのは、…やっぱ気のせいだと思っておこう)


■弥栄芝居賑■
千穐楽ってことで、四日前に言ったときと皆さんいってることがちょっと変わってました。ことに感動したのが芝翫丈、「七十五日間、よくがんばったと褒めてやって下さい」みたいなことを言ってて、ちょっと(いやかなり)うるっときてしまいました。。ううう
両花道に並ばれてもちっとも見えねえよちくしょうーと思ったけど、こういう口上の仕方もとても面白いっすね。華やか~!五・七・五のテンポのよさがいい。

本日、勘三郎その他が挨拶するとき、後ろ並びの人が倒れてた…かなり具合悪そうでハラハラした…場面が変わるところで奥にいってしまいましたが、だ、大丈夫?

■髪結新三■
「…つれてにげておやんなさいよ」

昼の部の襲名狂言です。長い!疲れる!でも面白かった!
新三、…にくっったらしい奴だなぁ~!なんだあいつ!(でも好き)
わたしは江戸っ子じゃないし江戸時代も知りませんが、江戸っ子ってこんな感じなんだろうなあ…と思った。「んだこんちくしょぉ」とか「ァに言ってやんでぇっ」とか、変なところで太っ腹なとことか。もちろん新三みたいのばっかじゃ困るけどさ。
廻り髪結いっていうのもなるほど、忠七っつぁんの髪を撫で付けるのが流れるようですっげえー!と思った。

大家さん(なんだあいつ!その2)の三津五郎はじいさんが似合うねぇ。三十両のくだり、「おめえも三ヶ月よく頑張ったからなァ」って言ってた(笑)
「ほんじつのひるきょうげんはこれぎり~」の挨拶も、富十郎さん(←かなり好き)先代との思い出を語ったりしてた。ほう。
まったくもって単純なことに、鰹が食べたくなりました。…だって三津五郎の食べ方がほんとに美味しそうなんだもんさ…


あー、全くほんとに、今日の研辰なんかやばかったんだろうなあ。明日ニュースでやるだろうか。早起きして張ってみませう。
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by lowoolong | 2005-05-27 16:52 | 歌舞伎