カテゴリ:歌舞伎( 42 )

十二月大歌舞伎 昼

十二月十日 
十二月大歌舞伎(昼の部)

いつも早く行って松屋とか三越でお弁当買ってー出店見てーとか思い描けど
なんだかんだでぎりぎりになってしまうのですね。遠いんだもん銀座。
というわけで、お昼は歌舞伎座隣の「プロント」のサンドウィッチでした。うます

【弁慶上梓】
福助はイイ女だなあ…なんだねあのひとは。
子を悼む母親&恋人に会えてうれしはずかしなお嬢さんが同存在なのが
生々しいけど女性っぽいです。カワイイ。
で、やっぱり弥十郎さんがでて来る毎にウキウキします。今月は嬉しいっす。

【猩々/三社祭】
中村屋若太夫ふたりのおどりです
善玉と悪玉が奇っ怪で面白かった。「猩々」はみやびですね
つーか勘太郎は本当に踊りが上手い

【盲目物語】
盲目の弥市が仕えるお市の方は、夫浅井長政亡き後、柴田勝家と木下藤吉郎にいいよられています。足軽あがりの藤吉郎なんて嫌いなお市は、柴田勝家のもとへ娘のお茶々たちを連れてお輿入れ。しかし諦めの悪い藤吉郎は、やがて力をつけ勝家に攻め入ります。ともに死のうと覚悟を決める勝家、お市、お茶々、そして弥市ですが…

と、とてもよかった… 良いものを見ました
成り上がっていく藤吉郎と、落ちぶれていく弥市という、お市を恋い慕う二人の男を勘三郎が二役でやってることが重要ですね。なんだか、わたしには藤吉郎と弥市はコインの裏と表でしかないと思われます。お市を好きだということでは同質だと思う。
お市に嫌われる藤吉郎は、その後お茶々を側室にして異質ではあるけれど愛を実らせているのに対し、お市に親しまれた弥市はお茶々の姿を遠くから眺めるだけ。ぞくぞく。
弥市がいなくなったーと思ったらいつのまにやら藤吉郎がいるというのが楽しい。相変わらずはやがわりにはびっくりです

劇中で、勘三郎(弥市)が三味線、玉三郎がお琴を弾くというシーンがありますが、こと玉三郎のお琴は素晴らしいですね。最後の、「思えども この色人に知らすなよ 思わぬふりで忘るなよ…」という弥市の唄にうるうるきました。うー、切ない…
やあー、よいものを見ました。
そうそう、浅井長政の薪車さんとお茶々(淀君)の七之助もよかったです。淀君、ツンツンしててカワイイ。

…と、この日はこれで終わりゃー良かったのに
終演後に飲み会に行ったらもう……
のんでる時はとても楽しいのですが
終電を逃すわ定期をパスケースごと落とすわ
すっ転んで覚えぬ痣やら傷やらあるわ
軽く宿酔いで頭が痛かったわでなんともかんとも
こういうことがあるたびに二度とお酒なんか飲まんと思いますけど
ま、どだい無理な話ですね。
[PR]
by lowoolong | 2005-12-12 00:57 | 歌舞伎

浅草歌舞伎

買い方まちがえたなぁ…
浅草に宿泊するってか?なんだこの日程…

10日は昼の部です。楽しみっす。夜の部は取ったり取ったり千穐楽
去年クリスマスだってのに幕見に行ったことを思い出しますよ。
それにしてもあさくさ…
[PR]
by lowoolong | 2005-12-10 00:08 | 歌舞伎

第七回 歌舞伎伝統文化保存会 研修発表会

c0022251_1362515.jpg
がうん セミナーの日にちを勘違いしていました… 最近どうも抜けている
ので、思い切って国立劇場まで行っちゃって
歌舞伎座イヤホンガイドで中村芝のぶちゃんが宣伝していた「歌舞伎伝統文化保存会研修発表会」へ出かけてまいりました。
本公演では普段脇役などをやっている,歌舞伎研修所卒業生のみなさんの晴れ舞台です。

やー!勘違い万歳!
いけてよかった!!

■絵本太閤記 尼崎閑居の場■
子の武智(明智)光秀の謀反を母・皐月はとおく尼崎で嘆いています
孫の十次朗もそういう親父を持ったため戦にいかねばならず、許婚の初菊との固めの杯が、どうやら今生の別れとなりそうな模様です

…みたいなかんじ?光秀のバカ親父っぷりが泣けますね
いやはや 開演前に芝翫さんが「お目まだるい所も多々ございましょうが」とかいってましたが
やっぱり研修会なんだったってプロの方のやる研修会ですね
とくに十次郎役の芝のぶちゃんは、「女形じゃないの?」とか思いましたが
かなりよかった! ていうか、ふつうにこの役やってもいいんじゃないかと…?
中村屋舞踊公演のとき、三味線と唄が微妙だった気がするのですが、今回はそれも◎でした。竹本義太夫の充実は、改めて重要なのだなと思います。
この絵本太閤記は当月国立劇場で公演中なので、本公演の方も見てみたいなと思った。二十六日までか…むりかな…(泣)

■君が代松竹梅■
素踊りで、とても華やかでステキでした
道成寺っぽいところ(振り鼓だっけ)とかもありました。いいねえ舞踊は
華やかに終わるのもイイ感じ

君が代松竹梅のあとに、出演者のみなさんがご挨拶(!)をしてくれました
ぬおー なんだかとても暖かい感じでよろしかったです。いいなあこういうの
橋之助丈がとても良いさばきっぷりでおもしろかった(笑) かっこいー
それにしても、当然の如くオール男性陣の中、芝のぶちゃんはひとり紅一点のようだった…

***
公演もよかったですが、さらに嬉しかったのは
ロビーに普通に弥十郎さんがいたことですよ!!! び びびった……
椅子でむしゃむしゃ弁当を食べてたら三メートル先にたってましたよ
声をかけるどころかなんか顔も上げられませんでしたよ ぉぉお
獅童さんもいらっしてましたよ すごいや
[PR]
by lowoolong | 2005-11-23 01:36 | 歌舞伎

中村勘太郎 中村七之助 錦秋特別公演

十一月十六日
中村勘太郎 中村七之助 錦秋特別公演@鎌倉芸術会館大ホール

c0022251_0322820.jpg
おおぉ… 
中村屋が帰ってきたァーーーっ (オッコトヌシ)
御園座にいけなかったので納涼歌舞伎以来ですよ
とっても楽しみにしていましたが、間違えて先週出かけてしまうところだった。だってチケットとったの五月だもの……先行発売め
席が前から六列目(歌舞伎座なら旧とちり列ですよ)だったのでなおさら、開幕まで久しぶりに異様にドキドキワクワクしていました。
舞台の楽しさというのは間違いなく、この開幕前の昂揚感にもある

■蝶の道行
助国 勘太郎
小槙 七之助

お家騒動に巻き込まれて処刑された恋人たちの魂が、蝶に変わって恋の馴れ初めから地獄の責め苦を受ける様までを描く舞踊。
七之助があまりにも美人なので「ほんとに男なのかこのひとは」とはじめて思いました。お人形のようです。かわいいかわいい、可哀想
かんたろさんの助国がとっても良かった。勘太郎の踊りはとても好きだったけど
型や振りというよりも、苦しさや悲しさといった「心」で踊っているような感じだった。伝わる踊りだ。
無理だろうけど、もっとずっと小さな小屋でこのひとの踊りを見たい。心の底から、ぐらぐらするにちがいない。

八月に染五郎&孝太郎コンビで見たときはとにかく「火サスだわっ」という印象が一番強かったですが、たぶんあれは背景と美術が特にゴテゴテだったのでそう思ったのだろうな
蝶になるときの衣装が、骨っぽく?てよかった。こんぐらいシンプルなほうが好き。
…つか、花道みじかっっっ!!

■芸談
二人で話すのかしらと思ってたら、日テレのアナウンサー嬢が司会をしててスムーズに進みました。ほっとしました
勘太郎丈はにこにこ如才なく答え、七之助丈はときどき「………、あら?」みたいな(笑)
アナウンサー嬢、度々「~七之助さんはいかがですか」と聞いていました
・この兄弟は「女形といういきもの」というのがなんかの符丁なんでしょうか(以前も七之助がTVでそう言ってたが)
・勘「実際の女性を真似すると、…ねェ」だそうで(笑)
・気分転換は「お香をたいてDVDをみます」の勘太郎と「映画館に行きます」の七之助。…びみょう…(笑)
・十二月二十七日、日テレで九時からの「河井継之助のドラマ」見てね!×三人
きっと家でDVDつったってホームシアターとかあるに違いないわー
昔は寄ると触ると喧嘩だったとか、ベビーシッターさんに「波野さんとこは五分に一度寿命が縮むかと思った」と言われていたとかしゃべってました。そのくらいの喧嘩はこどもの時ならみんなしますよ(多分)。けどベビーシッターはおらんだろうなー
それにしてもあれだ、間近で好きな役者さん二人が素でしゃべってるのを見られるのはとてもよろしいですね。質問なんかできたもんじゃないです(したかったけども) 

■団子売り■
団子売りの夫婦が、コミカルに団子を売るおどり(それ以上なんといや…)

もー もうー もうーー
可愛かったー!可愛かったー すごく良かった!
七之助は女形すっごくきれいだったけど、立ち役の方が生き生きしてるように見えたなあかわいいなあ
かんたろさんは女形やるとしっかり物の奥さんって感じになりますねかわいいなあ
…と、ことほど語尾に「かわいいなあ」とか「いいなあ」ってつきそうなすてきな踊りでした
お面をかぶって踊るところ、かっこいいよびっくりしたよ団子屋
すごいなおかめ…! で、七之助がひょっとこなのか 笑
とてもかわゆらしかったです。あんな団子売り夫婦がいたら絶対団子を買ってしまいますよ
きゅんきゅんですよもう(何がなんだか)

***
思わず帰りにストラップを買ってしまいました…
この兄弟にはこれからも頑張って欲しいものです
わたしももっと頑張らなきゃなと思いました。
十二月は勘三郎リターンズです わーい☆
[PR]
by lowoolong | 2005-11-17 22:58 | 歌舞伎

義経千本桜

義経千本桜
橋本 治 岡田 嘉夫 / ポプラ社
ISBN : 4591088103

橋本治・岡田嘉夫の歌舞伎絵本第二段。
そういえば10月に「夢の仲蔵・千本桜」をみてまいりました
縦横に入れ替わる舞台装置は見事でした。スゴイや金井勇一郎(NINAGAWA十二夜、の美術の人ですね)
「義経千本桜舞台裏でのミステリー」って言うお芝居でしたが
もうちょっと千本桜との関連がありゃーいいのにと思った。
[PR]
by lowoolong | 2005-11-05 19:37 | 歌舞伎

狂言 バレエ 鏡山

十月十五日
芸術祭十月大歌舞伎(昼)


すっかり秋になってしまいました
ここ一月は何をしていたかというと、「喜多流青年能」やバレエ・シャンブルウエストの「ルナ」、それにおもに映画を観たり。
九月歌舞伎は見られませんで残念でした

狂言はとても面白かった(演目は「箙屑」) 登場人物がかわいらしいです
能って、佐渡島の薪能を見たときにも思いましたがどうも素晴らしく心地よいα派が…ry
もうちょっと勉強せねば

バレエははじめて観にいくような感じでしたが
プラネタリウムではじまり八王子の民俗芸能・車人形(箱車に座った黒子が人形を操る)とのコラボレーションなど、ちょっと変わっていて素敵でした。
かぐや姫を基にしたストーリーでわかりやすかったのもよかった。バレエダンサーってほんとに細いな!


はてさて
てなわけでせんだっての納涼歌舞伎から久方ぶりに、歌舞伎座に行ってまいりました
……しかし大幅に遅刻してしまい
結局当月のメイン・鏡山旧錦絵の通し、の二幕~大詰しかみられなかったというていたらく(ありえない)

しかし
す ば ら し か っ た … !!

玉三郎の尾上が本当に死んで行く人のようで
いつもの「まあきれい」みたいな玉三郎じゃないんだけど
不安になって赤穂浪士の話を持ち出したりして必死に尾上をなぐさめるお初ちゃんの気持ちも、またそれを健気だと泣く尾上の気持ちにも同情してしまう。
ちょっとばかり泣いてしまいました。
やあ、いい物を見ました。
[PR]
by lowoolong | 2005-10-18 05:31 | 歌舞伎

納涼歌舞伎 第一部

八月二十七日
納涼歌舞伎第一部

広島から帰ってきたらまた歌舞伎☆ミ (いい加減遊び納めです)
これからしばらく歌舞伎を見る予定が入ってない&中村屋を当分お見限りなのが寂しいですわ…
とか思ってたけどさ、さ!

■雨乞狐■
野良狐の勘太郎さんが、雨乞いのために巫女や小野道風や狐の女房に五変化です
っていうかすぅげーーー!!
いや、いくら何か仕掛けがあったとしてもだ、人間はあそこまで高く飛べるもんなのか。
勘太郎さんは今月の家庭画報の特集ページで、「自分が狐だと思えば飛べるんです」みたいなことをコメントしてましたが、凄いもんですねこの人は。
野良狐のくんくんしてる感じ(?)とか、座頭さんの腰抜けっぷり、
また小野道風の典雅な雰囲気がとてもよかった。雨乞い巫女はパワフルですねー(笑)
嫁入り姿の舞台写真がとてもかわゆいので、法界坊の写真とともに既に購入済でした。アルバムが着実に膨らんでゆきます。いくらかかったかなんて思い返したくもないわっ
この舞踊は勘九郎時代の勘三郎のために作られ、その時は勘太郎さんは今回鶴松君がやってた提灯を踊ってたそうで。あ、だから「勘九郎狐」なのねん

なんか、歌舞伎って凄いよな…と改めて思いました。
古風で、人のにおいがする日本の魔法だ。

■祗園祭礼信仰(金閣寺)■
ええと
・天下を狙う悪人・松永大膳は将軍の母慶寿院を人質にしております。そこへ小田の家来、此下東吉が「手下にしてくれ」とやってくる
というのと
・松永大膳に「言うこと聞かなきゃ夫を斬るよ」と捕らわれている雪舟の孫娘・雪姫のお話
が絡んだストーリーでありますね
三津五郎は、例えば貢をやったら貢、大家をやったら大家、みたいに毎度見るたびに印象が変わります。身長はそんなにないのに、大膳がかなり大きく見える。
大膳がドSで面白かった。「布団の上の極楽責め~」とか、「縛られてる姿が海棠のようだ」とか、あんた朝一番から凄いこといってますな(笑)
降りしきる桜とそれをすそでかき集める様、そして縛られてる福助は確かに、大膳も仰るとおりw綺麗だった♥ 
ねずみって(笑)

此下東吉(真柴久吉)=木下藤吉郎(羽柴秀吉)
佐藤正清=加藤清正
小田春永=織田信長
ってぇことかな。うまいことやるもんですな

■橋弁慶■
獅童さんと七之助の踊りです
つか、みじかッッ!!それでおわりかい!
いきなり弁慶の薙刀を蹴り飛ばしたりどついたりして、牛若さんは結構とんでもない美少年やな。なんてやつだ
七之助も獅童さんも見た目がぴったりなのです。獅童さんがあんなに弁慶顔(?)とは思わんかった。そのまま置物とかになりそうです
欄干に飛び乗るところとかちょっとハラハラしました(笑)


というわけで、
第一部は勘太郎さんが凄く印象的でした。
ほんとかっこいいよーすごいよー
歌舞伎役者というのは、他のアーティストとちょっと違って、長いスパンで見られる楽しさがあるのではなかろうか。これからも楽しみ楽しみ。

+++
今月の筋書きは25日あたりからようやっと舞台写真が入ったようで。
串田和美が自作(だったらしい)の法界坊人形と写ってる写真&コメントがありました。

法界坊人形、勘三郎じゃなくてむしろ誰かに似てる…と思ってたら
串田和美に似てたのねー(笑)
[PR]
by lowoolong | 2005-08-28 15:03 | 歌舞伎

おでかけしまっす&「法界坊」雑記

法界坊の感想を書く間もなく広島へ
とりあえず法界坊

・勘太郎さんが勘太郎さんが~~(ショックwってーかなんていうか 笑)
・「親の金だろ」「おっとどっこいコンチクショウ」
・すばらしいキックです福助
・番頭の亀蔵ちゃんはやっぱりすげぇ気味悪かったww
・宮里藍

あああーやっぱ勘三郎面白いわっ
それにしても、花道見えると見えないとじゃ全然ちがいますねー

とりいそぎ、宮里藍ちゃんが細くて可愛くてびっくりしました
行ってまいります


+++
法界坊は、平成中村座(DVD)のときの髪型よりも、
ちょっとぼさぼさしている今回の頭の方がかわゆい&汚らしいので(笑)こっちの方がすき。
勘三郎は法界坊適任ですね、以前よりもましてそう思いました。大喜利のしのぶ売り幽霊を見てたら、なんだか野分姫の無念さを感じて少し悲しくなりました。あと法界坊の執念深さと。w
わたしが見た席は一階席(はじめて!)の上手最端(くそう)だったので、宙のった法界坊×野分姫ちゃんが遠くて少し残念でした。でも三階席とはダンチで居心地がいい席だったよ。納涼だから何とかね…
配役などほとんど以前と同じですが、今回は勘太郎・七之助が投入されました
勘太郎さんの山崎屋勘十郎、笹野高史のとよく似ています、が、若い分だけたいそう嫌味なバカ坊っちゃんらしくて、それもまた新鮮でした。特に要助をのすところとかね…!
あと、甚三さんの奥さんの役も強くてカッコよかった。女房役、いいですねえ。

終幕の道具屋甚三(実ハ…なんだっけ)との相対シーンは、五月の道成寺の押し戻しを思い出しました。全体的に、DVDで見たときにかんじたちょっとくどいところとかもスマートになってて、いやそんなことよりも面白かったので満足でした。ふっふう。
親がいつの間にか芝のぶちゃんファンになっててちょっとびっくり。笑
[PR]
by lowoolong | 2005-08-23 08:24 | 歌舞伎

法界坊人形

c0022251_21414185.jpg

これがお賽銭まで投げてある崩壊坊法界坊人形
小さいと可愛らしい?けど、

アップ画像(ポスター)↓
c0022251_21414192.jpg
「くわっぱ!」
法界坊@新宿駅
勘三郎とか歌舞伎とか通り越してフランケンシュタインの域
すごいな! 

駅のポスターって掲載時期すんだら捨てちゃうのかしら
くださいって言ったら貰えないかしら
…ちょっと頼みづらいなァ 


+++
高校の友人で久々に集まったけど
みんなかなりばらばらの進路なのに
違和感がないのがすげーと思った。
いいねえー

あ そういえばこのポスターを発見した数分前、
東口ではT.m.revolutionが歌を唄っていたよ
「たかのりさーん」「キャー!!」みたいな
黄色い悲鳴というのはああいうものを言うのか。
[PR]
by lowoolong | 2005-08-19 21:41 | 歌舞伎

八月納涼歌舞伎 (第二部)

八月十五日
八月納涼歌舞伎 第二部


初納涼歌舞伎ですー 
東銀座に着くまではなんか暑いし妙に眠いしでヘボヘボしてたのが、歌舞伎座をみたとたんにいつものことながら急激にボルテージが上がりました。なんだかな
常とは違う三部制だというので、なんか物足らなかったりするのかなと思ってたけど
いやいやいや あの尺を一日三回?すげーな!
野田歌舞伎とかもこの時期の公演だったようですが、歌舞伎役者はタフですねえ

■伊勢音頭恋寝刃■

主のために家伝の名刀・青江下坂をようよう見つけた福岡貢が、油屋で仲居・万野の意地悪や恋人お紺の愛想づかしでイライラしているところに、大事な刀をすりかえられた(と勘違いした)もんだから臨界点、伊勢音頭が流れる中、妖刀にひきずられるようにしてバタバタ人を斬っていきます
詳細はちょっと違いますけどもこんな感じ…?万野を切っちゃったのは事故ですがね

久々の三津五郎&勘三郎でした。ぱたぱたしていた幕開きが、この二人がでてくるとゴツンとしまってきて気持ちが良かった。
勘三郎の万野が、もうなんともいえずヤな女でとても気に入りました。お紺さんに愛想づかしをされてる貢が「それは万野がっ」と慌てるところへ振り向いて見せたあの顔ときたら
ぬわーにくったらしー! ステキ!
弥十郎さんのお鹿が予想外に可愛くて(?)びっくりしました。もっととんでもないお女中を想像していたのが… か、かわいいじゃない…w
斬りあいのとこでお鹿さんと貢が衝立を引き回すあたり、なんか身長差で遠近法のように見えたよ。素晴らしいバランスです
伊勢音頭の群舞の中に血まみれの男や貢がつっこんでくるのがいやに怖かった。なんか妙にリアルでさぁ…血で滑ってるみたいに見えたよ。ひぃい
こんだけ殺伐やっときながら、「それが本物の青江下坂です!」「なんと!」でハッピーエンド(←イヤホンガイドで言ってた)です。よいのかそれで…笑っちゃったよ
なるほど、歌舞伎はワンダーランドだわ

■蝶の道行■
染五郎さんと孝太郎さんの踊り。
このお二方は最近けっこう組むことが多いようで。わたしはせんだっての「冥土の飛脚」で特に孝太郎さんのファンになってしまいました。
最初、ブラックライトではためく蝶が幻想的でステキだったので、もっとしんみり幽玄ってかんじの舞踊かと思ったら、舞台美術が花盛り!で終幕は煉獄の赤い照明でギラギラとしているわで
火曜サスペンス劇場とか土曜ワイド劇場とかそんな印象を持ってしまいました…むう
色の情報量が多すぎるんかなー
染五郎・孝太郎両氏はまた綺麗になっている気がします。いいー。

■京人形■
甚五郎さんが精魂込めて作った人形の太夫に、魂がこもって動き出します、が…という
あら!おもしろかった!
扇雀がすっごいです。うわー
そのままだと甚五郎の魂の人形、花魁の鏡を持たせるとくにゃくにゃと花魁に、っていう切り替えや、花魁の衣装のままでかくかく飛び跳ねたりするのが珍しくて面白かった。うまいんだろうなあ、やっぱ
大工道具での立ち回りとかも面白かった。すごいすごいw

+++
法界坊はまた終末に見に行くのですが
二階のロビーに、ポスターにもなってる「法界坊人形」があった。
うわあー なんともいえない小汚さ
お賽銭までしてありましたよ。オプションかしら…?
これほど御利益の見込めなそうな拝み相手もそうはあるまい
祟りよけならそれを目当てにもっと祟ってきそうですよ
[PR]
by lowoolong | 2005-08-16 17:52 | 歌舞伎