2005年 03月 21日 ( 1 )

カラッカラのペランペランだ 

ジャガーさんもすきなんですが今回はこちら。

小説 真夜中の弥次さん喜多さん
しりあがり 寿 / 河出書房新社

ペラペラの江戸に嫌気のさした弥次さんと喜多さんは、「リアル」をもとめてお伊勢参りの旅へ出た。
ちきしょーめ、感動するつもりでこの本買ったわけじゃないのに
ノベライズ本っつうのは、原作(漫画・映画・ドラマ・等々)の雰囲気を半分でも味わえればそれで御の字なんだと思ってましたが、きっちり面白かった。
原作漫画はかなり前に立ち読みしたけど、立ち読みゆえにさっぱりちんぷんかんぷんだったのですが、雰囲気は等しいのにまるで全然別の作品を読んでいるかのよう。

とくに『水の宿』の編がいい。
触れるとどーしようもない罪悪感に襲われる「うしろめたい水」に溺れながら、痛みの中に命を探して互いを傷つけあう、ってえ所が痺れます。甘くて怠惰でグロテスク、ポップでシュール、暗くて痛くてカッコいい。脈絡がないのにその違和感がないあたり、夜見る夢の如しであります。(しかしどうにも「すき!」というのがはばかられる作品な気がする。アングラ傾向なのかしらん)
映画はどうなるんでしょーかね。キャスティング面白くて、しかもハマリっぽくてたのしみです。
(かんくろうが、とにかく、相当バカな格好です…この素敵おやじが)


映画化にあわせて、
「合本 真夜中の弥次さん喜多さん」
「弥次喜多 in DEEP 廉価版」
も出るらしいです。というか合本は17日発売なのになんで売ってねえのだ。
[PR]
by lowoolong | 2005-03-21 00:38 | みものききもの