2005年 02月 28日 ( 1 )

夜回り先生 水谷修

夜回り先生
水谷 修 / サンクチュアリ出版
ISBN : 4921132542



最近ものすごい勢いで今後の身の振り方について考えねばならず、いつまでたってもうだうだ悩んでるあまったれな自分に相当な嫌気が差していたところでこんな本を読んでしまったものだからたまりません。
先日教育テレビで「夜回り先生」のドキュメントの再放送?かなんかをやってて、そこで名前だけは知っていた“夜回り先生”こと水谷氏の顔を初めて知りました。
もうね、なんか凄く話がうまいの。うまいっていうのは技術とかそういうことではなく、聞き入らずには居られない、真摯な熱さでものを語るのですよ。
もう何年も前から、水谷氏は夜間高校教師をつとめるかたわら、夜の街のこどもを注意したり、諭したり、話を聞いてやったりしているそうで。暴走族をぬけられない若者、麻薬漬けの若者、身体を売る若者……まあ詳しいことは私などがアレコレいうより、本を読んだりもっと詳しいサイトを見た方が良いとおもうので省きますが。。
水谷氏の姿勢は、圧倒的に凄い。これを正しいだの間違っているだのいうのはそりゃあたやすいことですが、そんなこと言ってる間もなく彼は凄いと思います。歩く背後から囁かれるそうした評価にかまう暇すらなく、彼は現在に立ち向かっているからです。
水谷氏には「社会」「大人」という明確な敵があり、その範疇内の自身をふくめて彼はそれを厳しく糾弾します。社会やら大人やらというのは非常に抽象的な概念であり、ある意味私はそれを“仮想敵”だとも思いますが、それがこどもにとっての害悪であるというのは事実のひとつであるのは違いない。そしてそういう敵があるからこそ、彼は果敢に歩き回り、多くの若者にとって救い主たる「夜回り先生」であるのでしょう。

やっぱりね、なんだかんだいったって凄い人は善悪関係なしに偉いのだよ。そして、本当の意味で優しいということは、何よりも強いのだよ。
ものごとを起こす気概がある、というだけで私のような軟弱者はすげぇなあと思ってしまいます。
しかしまあ本屋で立ち読みしながらぼろぼろ泣けて困ったなんて、久々に私も神経が疲れているのでしょうね。参ったなァ。

+++四月は
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by lowoolong | 2005-02-28 21:58 | みものききもの