2005年 01月 07日 ( 3 )

2004年大河ドラマについて

映画・ドラマ

大河ドラマは毎年毎週だら~~ッと見ている家系ですが、去年は面白かったですね。
つっても、夏ごろまでは通年どおりまともに見てなかったけど、八月あたりからはすごかったですよ。大河を自主的に録画するとかマジありえない。うちの爺さんはテレビが趣味なので(さすが血縁…?)、毎年毎年大河も録画してるありえない爺さんなんですが、今年ほどそのスキル?が助かったことはありませんです。

なんつっても、オープニングが超かっこよかったんですね。
ジョン・健・ヌッツォ!
ジョン・健・ヌッツォ!
ジョン・健・ヌッツォ! …高らかに呼びたくなる本当にいい名ですねこのひと…
ヌッツォの歌が響く中、町を駆け抜ける半透明の隊士。ああ、昔は、今もあるここをあんな人たちが駆け抜けたのかなあと思わせるような。かんがえてみれば幕末って結構近いんだわ今と。

ホンが面白かったんですね。
三谷幸喜は、わたしにとって「脚本家といったらまずこのひと」だったのですが、やっぱり面白かったです。そっと織り込まれてる小ネタが好き。「王様のレストラン」はかなり昔のドラマですが、いまだにわたしの見てきたドラマの中で最高のものだと思います。
喜劇作家が書く悲劇ってのは残酷だなあと思った次第。涙よりも笑いをとる方が、ほんとはずっと難しいんですよ。

役者さんがよかったんですね。
若いし。上手い人が多いし。レギュラーは勿論ですが、脇役なんかもう充実しまくりです。(福助の帝とかね←またそれか)
捨てキャラがいないのもいいところです。一人一人がちゃんと書かれている。
まあその中でもわたしが一番やられたのは、レギュラーの中でも前半のほうは影の薄め…?だった「藤堂平助」くんこと中村勘太郎さんなんですがね。結局それかよ。

 藤堂は新選組(幕末京都における佐幕派武装警邏集団)の幹部の一人で、八番隊の組長だった。戦いではまっさきに飛び出していくので魁先生というあだ名があり、永倉、沖田とともに新選組の四天王ともよばれた。やがて参謀の伊東とともに離隊、御陵衛士となる。その後、伊東を暗殺した新選組に京の油小路で斬殺される。

 ↑史実と言うか、よく言われている一般的な藤堂像はこんなんです。なんかけっこう波乱万丈な人生をたどっているのに「燃えよ剣」とかではイマイチ印象が残っていなかった。まああの小説は新選組の残酷な面もたっぷり書いているので、そこに反発した一般的な常識人というイメージはありましたが。
このドラマにおける藤堂平助は、「沖田の親友で、伊東の門弟で、真面目で健気で一生懸命ないい子だけど、ここ一番にはやりますよ!」って感じでした。新鮮。 
このドラマでも藤堂はやっぱり史実の通り、仲間と斬りあって死ぬという壮絶な最期を遂げます。大事なのはそれが「昔の仲間」ではなくて、立場が違うだけで「今も仲間」という書き方であったこと。そして、「それでもたちむかっていく」という藤堂の視点です。
伊東、藤堂の死を描いた「決戦、油小路」は個人的に殿堂入りです。いろいろ矛盾はあるたぁおもいますが、そんなことはもういいやと思うだけのパワーがありました。
「泣けた」のではなく、正直それほど構えてなかったのに「泣かされ」ました。


とにかく、中村勘太郎さんはよかったですよ。もうね、「藤堂平助といったらこのひと」になってしまいましたね。単純ですね。でも、どっちかというと「三谷幸喜の藤堂平助といったらこのひと」だろうか。他の作品では藤堂像は違うのでなんとも言いがたいですけど。
ことに「油小路」の回、あんなに迷ったり悩んだり決意したり途惑ったりがくるくるする演技ってのは、喜怒哀楽のそれよりも中途半端で微妙で難しいと思うんですが見事でしたよ。すばらしい。そしてめっぽうカッコよろしかった。あんなにカッコいいとは不覚にもそれまで気付きませんでした。


「新選組!」はですね、通年の大河と比べたらもう段違いに面白かったです。ただ、それは過分に三谷幸喜という人のテイストがかかっているドラマであり、大河という「歴史!スケール!時代劇!」という楽しさからは違う次元のものかもしれないので、同列に比べるものかどうかはわかりませんが。
だからか、結構「えーこの展開は納得できんなあ」とかもあったけど、それでもずっと見続けるだけの魅力とパワーを持ってました。
(勘太郎の父ちゃんの勘九郎はわたしの好きな役者さんですがね、彼が出てた大河「元禄繚乱」は、一話見通すのが辛かったからね!なんかテンポがはげしく合わなかった。展開云々を語る前に。「武蔵」とかはもうほんとありえなかった…)
かなり前だけど大河で面白いなあと思ったのは「秀吉」かな。未だに、秀吉=竹中直人イメージがついてます。


さて、もうそろそろ今年の新しい大河「義経」がはじまりますね。
どうなるんですかね、滝沢。
石原さとみちゃんは静御前をやるには色気がたらなすぎだと思うがいかがなものだろう。
歌舞伎では狐になっちゃう(←語弊)佐藤忠信という人が気になるです。
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by lowoolong | 2005-01-07 15:57 | みものききもの

湯島天神+地元三社

2005年、あなたの初詣スポットは?

そういえばCATSを観にいく前に湯島天神へいってきたのでした。
湯島でいまからもうなんと三年前…になるのか?、おお、に大学合格祈願のいろいろなグッズを買ったのです。おかげでたぶん私の性格に一番あってる大学学部に合格させていただいて。
本当ならまっさきにお礼参りにいかなきゃいけなかったってのに仇なことで、ようやくあのときの諸々グッズを納めることが出来ました。湯島天神は梅の花がすごい綺麗なので、そのころまた来たいもんです。

初詣といえば半日で三社をまわるといういつものコースを今年もたどることとなりました。
そのなかで有名なのってたら辛うじて寒川神社だろうか。別に有名じゃないか。
あそこで風物詩のように屋台の寒川うどんを食べて終わり。あれを食わんと年が明けた気分にならない。
弟なんかはおおみそかの八時ごろ家を出て友人と鎌倉の八幡様にいったらしい。げんきなこっちゃいな。
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by lowoolong | 2005-01-07 02:12

CATSみてきました


劇団四季のミュージカルを見るのはマンマミーアに続いて二度目なんだけど、

すご!

Catsは以前友人にブロードウェイ版ビデオをかりてみてたはずなんだけど、

すご!


Catsシアターなるものからしてまずすごいですよ。その演目専門の劇場なんてふつうないですよ。つくっちゃったよ浅利慶太。確かにこのミュージカルはこの空間でなきゃ駄目だな!と思うだけの手の込みよう。
外は大型倉庫をかっちょよくして見ました程度の感じだけど、中は昔のサーカステントなんてのはこんなだったんじゃないかって感じの小さめの円形劇場風。
天井から二階席から電飾が下がるわ壁中に「猫が見た」サイズのアメリカンなゴミが散らばっているわ開演前の舞台はそのゴミの山みたいになってるわで。
 開演前にぷらぷら見てるだけでも相当面白いです。ひぇ~。

 で、ミュージカルそのものも!
 粗筋でいえば「ジェリクルキャッツっていうのは人に飼われない自由な個性的な猫たちのことですよ!今夜はジェリクルキャッツが集会を開きますよ!そして天上に上る唯一の猫が選ばれる日なんだ!」ってなかんじで、へえそうですかいなってかんじですけどね。(叱られそう) その猫の一匹一匹が素敵なことったらないわけですよ。
【ラムタムタガー】って猫は、わたしがビデオ借りたときにいっちばん衝撃的だったキャラクターで、どんだけエロイんだ貴様みたいな印象をもってたんですが実際に見たら随分とダンディズムで最初わかりませんでしたよ。近くで見たらもっとどぎつくエロかったんだろうか。それとも演出が違うんでしょうか。ステージに上げられてたお客さんがやっぱり羨ましい。
老いた役者猫【アスパラガス】はわたしを涙ぐませた相当な猫です(なにさま)
最近脳のたががぶったるんでるようで、こういう“昔はよかったんだよう、俺だって昔はね…”的なおじいさんの話とかヤバイのですよ。過去の覇者が今は落ちぶれた系の。そういう意味で言えばこのミュージカルの一番の素敵猫【グリザベラ】もそうですね。

ほかのねこだっていちいちすげえですよ。そしてみんな美形。女優さんは特に細すぎる上にしなやか!歌う声もちょうかわいいのでした。うはあ
[CATS」ってのはショーとかレビューとかに近い気がしますが、いやいやいやいやすげぇね四季ってのは。
 全員動きが半端ないですよ。ほんとに猫みたい。人間はあんなふうにしなやかに伸びをしたり反り返ってみたり、音も立てずに半身ほどもジャンプしたり、くるくるまわったりできるもんなんですか。しかも微塵も不自然でなく。
 あんな役者さんがあの世界には大勢いるのかと思うと空恐ろしい気分になります。なんだろう、とんでもないことできるんじゃないだろうか?

 音楽もやっぱり良かった。 いい音楽というのはいいミュージカルの大前提だと思いますが、なかでも「メモリー」は非常によいです。ものすごく久々に鳥肌が立ったよ!すげぇ!
この曲とこれを唄う【グリザベラ】の存在は、他の猫たちをすごいすごいカッコいい面白い、と楽しんでみてた空気を、ぐぅっと締めてひきつけるものがあります。「あなたに似ているでしょう、あの人に似ているでしょう、人間に似ているでしょう」というラストのことばを非常に胸にクるものにしてるように思います。

 この舞台は前も書いたけど小さめ円形なので、客いじりがおおくって一階のお客さんは非常に楽しかったんじゃなかろうかと思います。二階のしかも正面よりも左手寄りだったんでちょっと悔しかったです。ねこは一階も二階もかなり縦横無尽にやってきて芝居をしてくれる(←すごいことですよこれ)のですが、やっぱり見せ場のダンスシーンとか歌のシーンとかだとね……これで正面なら最高なのに!とかわたくし、いつものようにけちくさいことをちらりとでも思ってたんですが!が!

カーテンコールのとき、二階にも猫の人が来てですね、ですね、

握手してもらいました…!! 

うわーい!
CATSシアターほんとにしゅてき! と、まんまと四季に篭絡されて帰って来ました。
いやでも、あの劇場はいいですよ。ほんとにいい。
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by lowoolong | 2005-01-07 00:21 | 演劇