池袋ジュンク堂
ふしぎなふしぎな池袋~
東は西武で西東武~ ってな歌(by池袋ウエストゲートパーク)をつぶやきつつ、 新宿に行ったついでに池袋はジュンク堂へ足を伸ばしてみました。 ジュンク堂の噂はかねがね聞いてましたが なんかすごい本屋ですね 図書館のような本の並びと本の多さ。 アマゾンなどのオンライン書店は便利で簡単でよろしいけども、こういうブラウジング(本をうろうろ選び歩くこと)の楽しみを味わえる書店は大事です。 さて、こういう大きい本屋ならあるかなあと思っていたら見つけました。 橋本治・岡田嘉夫の歌舞伎絵巻〈1〉仮名手本忠臣蔵 竹田 出雲 並木 千柳 三好 松洛 橋本 治 岡田 嘉夫 / ポプラ社 三大歌舞伎のひとつ、『仮名手本忠臣蔵』の絵本です。 文をつけたのは橋本治。このひとが書いた『桃尻語訳枕草子』とか『絵本徒然草』は中学の頃古典の先生が読めというので読んでみたらたいそう面白かったのでおぼえていました。こと、『絵本徒然草』はおすすめです。読んでて兼好法師をどつきたくなります(たしか)。 それになにより、絵が素晴らしく綺麗。絵本のジャケット買いみたいな感じで買っちまいました。美麗、綺麗、一ページ一ページがうっとりですよ。 (見初めたのは近所の大型書店でしたが、やたら表紙が汚れてたので綺麗なやつを探してたわけです) 忠臣蔵ってどうなんだろ。悲劇としてはいいと思いますが、御立派立派、ってな話ではないような気がする。 “ファーストインプレッション忠臣蔵”が池宮彰一郎の『四十七人の浪士』や『四十七人の刺客』でして、大石内蔵之助が「自分は悪党だ」と呟いたのに感動したりしたのでねぇ。内蔵之助も可哀想だけど吉良上野介はもっと可哀想な気がするし、なんだかやってらんないっすよ それに、「忠義のために死ぬ」って言うのは立派ですが、人間本能としては異常だとおもう。『研辰の討たれ』でわたしが「そうそう!」と膝を打ったのは、やはり彼らは仇を討ったのではなく討たされたんじゃないかと思ってたからです。 「なんといってもバカなのは、お城の中で刀振り回した浅野内匠守でございますねぇ」「だってあなた、みぃんな路頭に迷うんでございますよっ」 辰次の言うことも一理ある。 『仮名手本忠臣蔵』のお芝居はわたくしまだ未見ですけども、 “おかる”と“勘平”って言うカップルが出てくるそうじゃないですか。でもって、解説本なんかをちょっとみてみると、おかるは「軽はずみ」から、勘平は「勘違い」の勘平だそうで。 なんだか滑稽で悲しげです。やだねえ、バカみたい(泣) でもそういう「いとおしくってちょっとバカ」ってノリは嫌いじゃないので、今度歌舞伎でかかったら見に行きたいものです(とか云ってて、全然違うノリだったらどうしよう) この絵本、続刊で今後『義経千本桜』『菅原伝授手習鑑』なども出るらしいので大変楽しみでございます。 ジュンク堂には歌舞伎系の棚が二列ほどあったのでそりゃーもうじっくりと立ち読みしたりうろうろしたりしてたら、もひとつどうしても手を伸ばさねばらならぬ本を見つけてしまいました… 俺が噂の左団次だ 市川 左団次 / ホーム社 だめだ…買っちゃった… あの着ボイスはここからきたのか… 紳士名鑑には、趣味・のぞきと書かれているようで(笑) ++++ 絵本読み終わりましたー バカ!バカ!なんだこいつら!超可哀想って言うかバカ! (↑ひどい口の効きよう) おかる勘平ってこういう話だったのかとつくづく…絵本で知るって私も大概ど素人ですがいやいやいやいや なんとまあ、軽はずみ(?)で勘違いな、可哀想な話ですね…だから仇討ちなんてさぁ…(泣) あ ナイナイサイズにしちのすけが出ていたのでみてましたよ かわいい上にかっこよろしいねえ トークが上手ですねえ はう でも何のためにあの番組に出てんのかよくわからないけど面白かった
by lowoolong
| 2005-01-29 20:43
| 日暮
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