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関連本

オペラ座の怪人関連本(オマージュ本)二作品読みました
レミゼも『コゼット』というオマージュ作品がありましたが、なんでも愛が高じると凄いですね。

①スーザン・ケイ著
ファントム
仮面を被った少年が、“オペラ座の怪人”となるまでに一体何があったのか? イギリスイタリアペルシャにパリ、彼の母親やマスターメイソン(石工職人)、謎のペルシャ人からクリスティーヌ・ラウルまでいろいろでてきますよ!という、ファントムファンによるファントムファンのための力作

感想:
背景や心理描写が凄く丁寧なので面白かったです。えらい出来栄えのファンフィクション。
特に、「石工の親方」と「謎のペルシャ人・ナーディルさん」のエピソードは良かった。ファントムさんと猫の話も微笑ましくてよろしい。
この作家さんはファントムが本当に好きなんでしょうね。醜い!でも美しい!の畳み掛けにより、この怪人さんは醜ささえも魅力になってるように思えます
つーわけで、愛情が行き過ぎている感も否めません。でもおもろい。


②フレデリック・フォーサイス著
「マンハッタンの怪人」
恋に破れたファントムさんが渡米し財テクを駆使してマンハッタンの王者に君臨、そしていまや世界一のソプラノ歌手になったクリスティーヌがマンハッタンの新設のオペラ座に云々かんぬん!という、「アンドリュー・ロイド・ウェーバーのミュージカルの続編」です

感想:ご冗談でしょうアハハ(´∀`)

・まーねマンハッタンだしね 原作のゴシックホラーっぽさを求めてもしょうがないさね
・ルルーの原作にケチをつけまくるとはいい度胸をしてらっさる
・それでもってこの出来かいおまえ
まあこんな感じ。スリラー・アクションで有名なフォーサイス氏がなにゆえ「オペラ座の怪人」をかいてみようとしたのか。理解に苦しむ所です


***
で、DVDの特典映像に死にそうになりました
サラ・ブライトマンの歌う『オペラ座の怪人』… いや歌はすごいんですが
あの怪人はないと思います、あれじゃ本当に変質者ですよ
「ファラオののろい」(←DQ風)みたいなサラの仕草もどうかと。ラウルもなんだありゃ
もーなんだこれ おもしろすぎ
by lowoolong | 2005-12-14 03:27
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