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勧誘!と、なんか弥次喜多にやられている今日このごろ

サークルに人をいれねばならぬので一生懸命(?)勧誘活動をしておりました。
人見知りなので(そう見えねえと言われますがそれは頑張っているからなのだ)こーいう活動はとっても苦手でちょくちょく精神がおれそうになったりしましたが、なんだろうな、「真夜中の弥次さん喜多さん」を見た後は「気にしない気にしない!」という気分で乗り切った。すげえ私。

まーぶっちゃけあの映画は、「お!ココにこんな俳優が!」とかいう内輪ネタっぽいものがあるので、そういうのに「バカにすんじゃねえぇ」と腹を立てる人には向かないように思います。
エンターテイメントの王者というのは、百人が見て百人とも素晴らしいというものだと私は考えますので、そういう意味ではアレは王道ではなかろうなと思いますよ。私は面白かったからそれでいいんです。

見方が相当偏ってますが、七之助丈が「わあ、この人こんな凄い人だったんだ」というのを知っただけでまずとても楽しかった。さすが中村屋。というか、七之助だから凄いのかな。七之助丈をこうまで集中してみる機会が私にまだなかったからかもしれないけど、なめてました。いいなあ。
長瀬氏もそうですが、彼が弥次さん、喜多さんであることの違和感のなさ。それが、ある種内輪ネタ的な他のキャスト(だって楳図かずお先生とか…毒蝮三太夫とか…)の強烈な違和感と相まって、シュールで馬鹿げてて薄っぺらな世界観を出しているのではないかと。

映画が始まる前にようやく「合本 真夜中の弥次さん喜多さん」&「弥次喜多in deep」を読めたのですが、「死ぬことも生きることも正直そんなに変わんないのかもしんないけど、でもなんか、やっぱり死ぬのは怖いよう」みたいな感じが好き。わたしはそうじゃないのだけれど。
しりあがり寿が映画のパンフレットに書いてた「人間はワカラナイというところからつかの間浮かんできて、またワカラナイっていう中に沈んでいくものかもしれない」ってのを読んで、また改めて人間ってむなしいなあ、なんか寂しくて愚かで愛しくていいなと思った。
あの漫画って、ていうか映画もですが、ほんと鬱度入った視線でみると恐ろしくやるせないものがありますね… また水曜日とかに観にいきたいのですが、笑える笑える~ってだけじゃなくなりそうです。普通のラブストーリーよりも直球的にラブストーリーなのかもしれないし、なあ。


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そういや
この映画弟もみたんですが、「あの阿部サダヲの椅子はねーよな」とかいうので
なんのこっちゃと聞いたら風俗で使う椅子だとか教えてもらいました。なるほどねえ。
で、なんで知ってんねや、きさん。
by lowoolong | 2005-04-05 19:42 | 日暮
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