万葉ロマンな飛鳥

二泊三日の奈良・京都はかなり楽しかったです。
合宿のくせにほとんど個人行動をとっていたので気楽でしたね。みんなでぞろぞろどこかを回るっていうのも楽しいんだけど、自分のペースでガンガン&まったりいける方が今回はよかった。


一日目は飛鳥をレンタサイクルでぐりぐりまわってきました。
…そのまえに、「行けなそうー」といってた壷坂寺にもいってきましたよ。
わりにインド系なお寺なのに、沢市・お里の像もあったりして、一体この寺は何がメインなんですかという。
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壷坂霊験記というはなしは、「盲目の沢市とその妻お里は、貧しいながらもむつまじく暮らしていました。しかし、沢市は毎朝夜明け前に家をこっそり抜け出るお里に気付きます。もしや男!?ってなわけで苦労しながら後を付いていくと、お里は沢市の目が治るよう、壷坂寺へお参りに来ていたのです。それからは二人で詣でるようになりましたが、沢市は自分の目のせいでお里が不幸なんだと身投げをしてしまいます。嘆き悲しんだお里も身投げをしてしまいます。そんな二人を哀れんで、仏様が二人を救い、沢市の目も見えるようにしてくださいました」っという話らしいです。三つ違いのあにさんと~という台詞が有名らしい。

壷坂寺には、ここがお里沢市身投げの崖ですみたいな表示もありましたが、そもそも沢市お里は本当にいたのきゃ? 本堂には沢市が使った杖、なんかもありますが。
ご本尊は千手観音です。なんか、目を守るための紅い玉をもってますよ。
壷坂には観光地としてはここぐらいしかなさそうなんで、わざわざ足を伸ばしていくにはちょっと面白すぎる(眼病封じ商売がなかなかすごい)寺ですが、予想外に「壷坂霊験記」をやった勘九郎や児太郎時代の福助、扇雀といったかたがたのパネルがあって、それだけで嬉しかったのでよかったです(単純な…) 私はこういう、変に派手な寺が大好きなので。(両国の閻魔堂とか)
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結局買っちゃった




さて、その後は飛鳥へ。c0022251_22134560.jpg
飛鳥駅でレンタサイクルを借りて、がしょがしょこいで橿原駅へむかうという道程です。古代ロマンに造詣の薄い私なんかは、ぶっちゃけ石しかねーのかよみたいな気分でしたが、石舞台古墳酒船石なんかは面白げです。石舞台なんか、ほんとどうやってつくったんだろう
田んぼと畑の間にいきなり亀石鬼の雪隠なんかがあるので笑えます。「ここかよ!」というか。
↑キュートな亀石


岡寺という寺の近くに、「坂の茶屋」という食事どころがありますが、ここはいいですよ。みせのおばちゃんから、頑張ってここまできてよかったわあ、な優しいあったかいもてなしをしていただきました。店中、壁から天井から柱から、おとずれた人の色紙だらけ。デビューしたころのさくらももこ氏のものや、吉村作治のやつなんかも。
c0022251_22271449.jpg坂の茶屋にいた「マスター・オブ・ジ・飛鳥」のような我集院たつや似のおっちゃんから詳しい道案内をしてもらい、また飛鳥寺へむかってがしょがしょやってたら、今度は古代ロマン好きの、中村又五郎似のおっちゃんに出会いました。すげえ面白いおっちゃんでした。
「この川は太平洋につながってるんだよ~、飛鳥人は黒潮に乗って太平洋から来たのだ」とかいろいろ自説をたまわりました。そこでいったん別れ、飛鳥寺・水落遺跡を見てから道に戻ったらまた出会いました。
「いいものみせちゃる」とゆーのでついていったら、推古天皇のお宮があった遺跡でござんすよ、の「豊浦宮跡」に連れてってもらいました。ほぼ民家の敷地内にあった。
おっちゃんに、「歴史が好きならもっと地理的に、広くものを考えなきゃあかんよ~」とお説教をくらい、橿原駅への道を教えてもらって別れました。「いつもここらへんで遊んでるからまたいらっしゃい」とはまたチャーミングなおっちゃんです。

遺跡観光というよりはむしろ、地元の人たちとの出会いがかなり面白かった。けっこういろいろ旅行してますが、こういう面白さは初めてに近いような。自分の住んでいるところが大好き!というかんじ。いいなあ、と思う。
帰ってきてから家族に話したら、弟に「ドラクエみたい」といわれた。たしかに。

それにしても、途中で後輪がパンクしてひどい目にあった。
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by lowoolong | 2005-03-11 16:17 | みものききもの
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